定期購読ご希望の方はメールアドレスを登録してください。
定期購読の解除をご希望の方は以下からお願いします。
IDマガジンに関するお問い合わせは、id_magazineあっとmls.gsis.kumamoto-u.ac.jpにお願いします。(あっとは@に置換)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2025 年 11 月 29 日━━
IDマガジン 第151号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
皆様、いつもIDマガジンのご愛読ありがとうございます。
涼しくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回も、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
今回のコンテンツメニューはこちら↓
《 Contents 》
1. 【連載】ヒゲ講師のID活動日誌(114) :『学習設計マニュアル』新装版の準備が整いました
2. 【ブックレビュー】『スマートシティとキノコとブッダ-人間中心「ではない」デザインの思考法』(2024)中西泰人・本江正茂・石川初 著
3. 【報告】第72回まなばナイトレポート10/18(土)関西「態度の学習設計は難しいが、なんとかならないもんだろうか?」
4. 【報告】第73回まなばナイトレポート 11/8(土)大分・別府「異文化理解は難しい?~多文化・多国籍の学び合いを支える研修設計~」
5. 【ご案内】第74回まなばナイト&大忘年会12/20(土)東京「教育実践・問題解決・熟達化~自分の経験知を教育に活かそう~」
6. 【イベント】その他、近々行われるイベントは?
★ 編集後記
------------------------------
【連載】ヒゲ講師のID活動日誌(114) :『学習設計マニュアル』新装版の準備が整いました
------------------------------
2025年11月20日、ヒゲは編著者の一人として初稿校正の戻しを出版社に送る期限を迎えていた。2018年3月に初版を出版してから7年半で10刷を重ね、ご好評をいただいている『学習設計マニュアル』を改訂することとなったためである。他方で、『教材設計マニュアル』は2002年に発刊されてから20年以上が経過したのにもかかわらず、まだ初版のままである。それに比べれば、「異様な速さ」の改訂である(どちらかと言えば『教材・・・』の寿命の長さの方が「異様」であると思うのが一般的だろうけれど・・・)。
大学1年生が生徒から学生に(少なくとも呼び名だけは)変わるタイミングで、IDの基礎を自分の学びに活用できる人になることを後押ししたい。そんな思いで副題に
「おとな」になるためのインストラクショナルデザイン
を掲げた教科書を作ろうとしたのは、科研費チームの研究成果を世に問うためであった。月日が流れるのは早いもので、あれから8年が経過した。初版出版後もそれぞれの職場での活用を試みながら、また徐々に教科書としての採用の広がりを目の当たりにしながら(ありがとう、みなさま!)、「そろそろ古くなったんじゃないか」「この際改訂が必要だろう」との意見の一致をみた。
改訂方針を決めて、新版を作りたいと出版社に申し出たのは今年の6月22日。「やりましょう」との同意をすぐに得て、急ピッチで作業が進められた。初稿入稿の目標を9月末日と設定、改訂の度合いに応じて各章の執筆担当者が改訂作業を進め、その結果を編集者としてまとめて出版社に戻したのが9月20日(目標の10日前でした!)。やればできるものですねぇ。科研プロジェクトのメンバーなので団結力が強い。互いに励まし合う機会がもてたのも追い風だった。出版社から初稿校正稿が戻されたのが10月末日、各章の執筆者による確認・修正依頼が寄せられ、それをまとめて11月20日の〆切までに無事、ボールを出版社に投げ返すことができたのであります(初稿校了)。
ところがですよ。誠に残念な事態が発覚した。何だと思います?
実は、9月20日に各章担当者からの改訂稿をまとめて出版社に送ったときに、なんと、改訂稿の修正部分をいくつか見逃していたことが今回、判明。「これ、直したはずなのに初稿に反映されていません」との指摘が複数の執筆者から寄せられたのである。え、まさか、とは思ったが、念のため9月20日に出版社に送った原稿と著者からの改訂稿を見比べてみて愕然・・・。まとめる際に修正箇所の転記ができていなかったではありませんか。十分な時間を確保して、念入りに作業をしたはずなのに、何たる失態。そもそも出版社に送った改訂稿に著者の思いが反映できていないとすれば、いかに正確な作業を出版社がやったとしても「直ってません」になるしか道はない。
ヒゲはこの手の作業が得意だと認識していただけに、その落胆は小さくなく、ちょっとした事件でした。今回、各章の執筆者が自分の章の改訂部分が初稿に反映しているかどうかをチェックしてくれたことに救われた結果となった。大事に至らなくて済みました、ありがとうございました(>執筆者各位)。もともと初稿の校正を編者だけでなく著者にも依頼するプロセスは、こんな事態に備えたフェールセーフの仕組みですよね。しかし編者のチェックが甘かったために、初校直しの箇所が増えてしまいました。ごめんなさい、そして、引き続きどうぞよろしくお願いします(>出版社さま)。
いやぁ、寄る年波というか、老人病が進行中であることは日々感じているところではあるのです。ろれつが回らなかったり、あれ、今何を探していたんだっけ、と気づいたりする事案が増えている。まぁそんなことは百も承知でしたが、まさか編集箇所を転記漏れするとは思ってもみなかった。精度が落ちている分、より念入りにという姿勢で臨んだはずなのに。編集作業が苦手だと自覚している人であれば、さしたる落ち込みも生じないでしょうけど、結構経験豊富な人だと自認している者にとっては、それだけガッカリ度合いが厳しいのです。今後もこの手の「落ち込み」事案がますます増えることを覚悟しなければ、と改めて思った次第。平田オリザさんの『下り坂をそろそろと下る』じゃないですが、自分への過信を捨てて、腐らず、落ち込まず、予防的措置を講じながら、生きていこうと思います。思えば学生さんにもいつも一番人気の第10章「失敗に強くなる」に失敗から立ち直る方法が述べられています。まずはもう一度、読んでみることにします。
ということで、表に出ないところでの紆余曲折はありましたが、スケジュール通りに進んでいます。今後、順調に作業が進めば、今年度中の発刊ができそうです(可能であれば3月初旬のイベントに間に合うといいなぁ・・・)。どうぞご期待ください。
(ヒゲ講師記す)
-----------------------------
【ブックレビュー】『スマートシティとキノコとブッダ-人間中心「ではない」デザインの思考法』(2024)中西泰人・本江正茂・石川初 著
------------------------------
これからの教育で必要な学びとは、そして、どんな学びのデザインをしたらいいのだろうか。
日々の教育活動、授業づくりにおいて、この問いと向き合う機会が増えてきました。ある日、学生とグリーントランスフォーメーション(GX)について議論したときのことです。GXとは脱炭素社会に向けて、化石エネルギー依存の社会・経済構造から、太陽光や水素をはじめとする非化石エネルギー中心の社会・経済構造へ転換するための取組みです。日本では2050年までにCO2排出ゼロを掲げています。個人の省エネ行動を促すためにどんな教育が必要かを学生と議論したのですが、教育をしても社会・経済構造が変わらなければ個人の考え方や行動を変えるのは難しい、でも世の中の構造を変えるには個人の考え方が変化しないといけない、ニワトリと卵の話だねというところで終わってしまいました。
このモヤモヤした感覚を解決するヒントになるかもと友人が紹介してくれたのが、本書「スマートシティとキノコとブッダ」です。一見関係のなさそうな三つの言葉──スマートシティ、キノコ、ブッダ。著者らはスマートシティを近代合理主義的知性の象徴と捉え、そこに「人間以外の知性の象徴」であるキノコと、「人間を超えた知性」としてのブッダを並置することで、私たちの世界観を相対化しようとしています。人間中心の設計思想をいったん離れ、異なるスケールや特性を持つ存在との「対話」を通じて、まだ見ぬ世界の可能性を描こうという試みをしています。そして、普段から目にする「学習者中心」という言葉に少し疲れていた私は、「人間中心『ではない』デザイン」という逆説的なタイトルにも惹かれました。逆の方向から覗いてみることで、「○○中心」という発想の原点に立ち戻れるような気がしたのです。
本書では、「それはAかBか」と分別しようとする二元論的な考え方ではなく、「AでもありBでもある、そしてそれでいてAでもBでもない」という禅問答のような無分別的な思考により、既存の枠組みや固定観念を一度外し、新しい視点で世界を見直すことによって生まれる創造性について語られています。それらの創造性のもととなるのが、「発見的(目の前の世界の中に新たな価値を見いだす)」で「開眼的(その価値を別の文脈へと結びつけて新たな視点を開く)」な思考です。複雑で答えの定まらない時代において、「矛盾」や「ままならない」状態を乗り越えつつもそれらと付き合う方法として、この発見的・開眼的な思考は重要だと感じました。
本書は理論編・対話編・実例編・練習編・終章で構成されており、まさに、発見的で開眼的思考なプロセスを読者に体験させようとしてくれています。まず理論編では、「問いと答えの循環」という考え方が紹介されています。問題には明確な正解があるwell-defined problemと、正解が定まらず曖昧なill-defined problemがあるとし、後者に取り組むには、まず思考を外在化し、暫定的な答えを描き出しながら、問題と解答を往復するプロセスが必要だと説かれています。
続く対話編では、10人のさまざまな分野の研究者との対話が収録されていますが、特に情報学者ドミニク・チェンとのやり取りが印象的でした。彼は「大学を発酵のシステムとして捉えてみてはどうか」と語ります。教員と学生をヒエラルキーで捉えるのではなく、酵母や乳酸菌のように互いを発酵させ合う関係として考えるという比喩です。この発想は教員が教える側、学生が学ぶ側という構図を超え、共に変化しながら学びを醸成していく。まさに「○○中心ではない」関係性のデザインだと感じました。
実例編では、モノや環境の側の視点からデザインを考える試みが紹介され、練習編では、「発見的」で「開眼的」な思考(デザインの思考法)を身につけるための多様な課題が示されています。身近なものでできそうな課題もあるので、発想転換やリフレクションのための教材としても活用できそうです。
本書を通じて改めて気づかされたのは、これからの学びには、相反するもののあいだを往復し、関係性のなかに新たな可能性を見いだせるための練習が必要なのではないかと思いました。一方で、AIに質問すればすぐに答えを出してくれる、そんな世界に慣れ始めた私たちが、自分たちで問い続けることを辞めないためには、どんな学びのデザインの要素が必要なのだろうか、そんなことも考えさせられました。
(熊本大学大学院教授システム学専攻 博士後期課程修了 石田百合子)
------------------------------
【報告】第72回まなばナイトレポート10/18(土)「態度の学習設計は難しいが、なんとかならないもんだろうか?」
------------------------------
まだ残暑が続く10月。まなばナイトは久しぶりに神戸での開催となりました。
【日時】
2025年10月18日(土)17時〜19時30分
【現地会場】
センタープラザ西館貸会議室 8号室(兵庫県神戸市中央区三宮町)
※ハイブリッド開催
今回のまなばナイトのテーマは『態度の学習設計は難しいが、なんとかならないもんだろうか?』
インストラクショナルデザイン(ID)に関わる人であれば誰もが課題感を持つであろうこのテーマ。お話しくださった登壇者は、放送大学教養学部教養学科情報コース准教授 平岡斉士先生です。
今回も現地会場とオンラインから多くの方が参加され、桑原千幸さんの司会のもと、会は進みました。
対面会場では、武蔵野大学響学開発センター教授であり熊本大学大学院教授システム学専攻同窓会の顧問でもある鈴木克明先生もご参加されました。
平岡先生からはワークの導入段階と、2つのワークの中間段階で解説がありました。
導入時の解説では
「宣言的知識、手続き的知識、認知的方略は『何を学んでほしいか』を伝えることで学習できることがあるが、そもそも『態度』は学習できるのか?」
「カートパトリックの4段階評価とARCSの関係性」
という動機付けに関連するIDの諸理論のお話がありました。さらには
「態度を教育現場での学習として設計するのは難しい。また態度について、論理的説得や感情的訴えなど、コミュニケーションで解決を図ろうとすることは効果がない」
というお話がありました。私はこれまでに学んだIDを振り返りながら授業実践者として現場をこれからどうしようか、と思い浮かべながら理解を深めることができました。
また、ワークの間の解説では、動機付け理論のよりどころである教育心理学の諸理論の紹介がありました。
ワークは
個人ワーク1 態度の学習について自由に書き出す
グループワークで共有、話し合い
全体へ発表
(平岡先生より態度の学習の理論や研究についての解説)
個人ワーク2 態度にまつわる他の研究に目を通しての再考
グループワークで話し合い
全体へ発表
という流れで進行しました。
鈴木先生からは最後の講評として、
「ガニエの理論は態度を学ぶのに効果が一番あるのは『直接経験』」
「態度だけは(それを主にした設計や実践は)無理だから、他と絡めてやらないとダメ」
等といったお話をいただきました。
「先祖返りしたとしても今のARCS理論に足りないものを提案するならば価値がある!」の最後のお言葉は、ID分野で今後研究し論文を書く私にとって「忘れてはいけない教訓だ」と、心して受け止めました。
私自身は、関西での対面参加が多く、最初に参加したのはまだ現役生でも同窓生でもない3年前です。
そんな私でも疎外感なく楽しめたアットホームさがまなばナイトの魅力であり、私の原点です。
IDに興味がある学び手であれば楽しめること間違いなし!なので、まだの方はぜひ参加してみてください。
(熊本大学大学院教授システム学専攻博士後期課程 福田美誉)
○写真入りレポートは以下をご覧ください。
https://www.manabanight.com/info/manabanight72report
-----------------------------------------------
【報告】第73回まなばナイトレポート 11/8(土)大分・別府「異文化理解は難しい?~多文化・多国籍の学び合いを支える研修設計~」
-----------------------------------------------
第73回まなばナイトレポート
異文化理解は難しい?
〜多文化・多国籍の学び合いを支える研修設計〜
ようやく秋らしい天候となった11月8日、第73回まなばナイトが開催されました。
今回は初の大分県別府市での開催となり、現地会場とオンライン会場を合わせて30名を超える方々にご参加いただきました。
現地会場には、熊本大学大学院教授システム学専攻 特任教授の中野裕司先生、同専攻 准教授の久保田真一郎先生、武蔵野大学響学開発センター教授であり熊本大学大学院教授システム学専攻同窓会顧問でもある鈴木克明先生にもご参加いただきました。
セッション1 では、中野先生より「GSISの研究科目を通して関わった研究について」と題し、ご自身がこれまで取り組んでこられた研究について、学部、修士課程、博士課程、名古屋大学でのご勤務時代、そして熊本大学に移られてからと、時代ごとに取り組まれた研究テーマやその背景をご紹介いただきました。
その時々における研究上の関心に加え、社会的な研究動向を踏まえたテーマの変遷や、身近な課題を研究へと取り込まれた事例などが示され、研究に取り組む際の着眼点やテーマ選定のポイントなど、今後研究活動に取り組む方々にとって大変学びの多い内容となりました。
また、大学院における一般的な研究指導方法と熊本大学教授システム学専攻(GSIS)での研究指導方法を比較し、GSISならではの研究指導の特色についてもご解説いただきました。
GSIS黎明期の貴重なエピソードを交え、前提科目によって基礎知識を保証しつつ、多様な背景を持つ院生が計画性をもって研究を進められるカリキュラムの特徴についてご紹介いただきました。
セッション2 では、GSIS20期生で立命館アジア太平洋大学(APU)スチューデント・オフィス課長の杉山正純さんと、同じくGSIS20期生でAPUアウトリーチ・リサーチ・オフィス課長の岡田航洋さんより、APUでの実践課題をもとにした研究を話題提供いただき、グループワークとワイガヤを行いました。
まず、APUの概要や特色について説明があり、その後、杉山さんより「学生のための安心・安全に関する啓発教育教材・プログラムの設計・開発」と題し、現在取り組んでいる研究テーマについての発表がありました。在学生の約半数が留学生で、世界110カ国・地域から学生が集まる環境の中、学生支援用教材開発の背景やポイントについてご紹介いただきました。
続いて、岡田さんから「社会人向けD&I教育プログラムにおける実践」と題し、社会人向けの態度形成をめざす研修プログラムにおける効果測定や評価に関する研究について発表がありました。
お二人の発表に対して、各グループからは「修士研究としてはテーマが広すぎるため、もっと絞り込んだ方がよいのでは」「学生の啓発教材はどの大学でも必要だが、具体的な事件・事故の情報は対外公表が難しいため、研究として扱うのであれば工夫が必要」「社会人向け研修で数日間の短期間に行動変容まで期待するのは難しいのでは」など、暖かくも厳しい(?)実践的な指摘やアドバイスが多く寄せられました。
最後に、鈴木克明先生より総評をいただきました。
杉山さん、岡田さんへの励ましのお言葉をいただくとともに、GSISの学びは与えられた課題を研究するのではなく、現実の課題を自分の研究として取り組むことの重要性を改めて感じる機会となりました。まさにARCSモデルの関連性(Relevance)であることを再認識いたしました。
さらに、今回の開催を通じて大分にはGSISとの繋がりが深い方が多く、別府・大分での集まりやすさを改めて確認できたことも大きな収穫でした。
また、大分・別府での次回開催についても検討するよう、重要な“宿題”もいただきました。
その後、現地会場ではそのまま2次会に突入し、さらに学びを交流深める夜となりました。開催にご協力いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。
(熊本大学大学院教授システム学専攻同窓生 栗山俊之)
〇写真入りレポートは以下をご覧ください。
https://www.manabanight.com/info/manabanight73report
-----------------------------------------------
【ご案内】第74回まなばナイト&大忘年会 12/20(土)「教育実践・問題解決・熟達化~自分の経験知を教育に活かそう~」
-----------------------------------------------
第74回まなばナイト&大忘年会のご案内
今回のまなばナイトは毎年恒例!大忘年会も併せて開催致します。
お時間許される方は是非現地まで足をお運びください。
もちろんハイブリット開催ですので、関東以外のみなさまも奮ってご参加ください。
テーマ:教育実践・問題解決・熟達化 ~自分の経験知を教育に活かそう~
熟達者は、初心者と「ものの見方」が違い、さまざまな場面で仕事を 効率的・効果的に進めるためのスキルを持っている,と言われています。
これは、単なるKKDとは違う経験に基づく勘=洞察力、度胸=判断力と 考えることができます。
今回は、表題のように、教育研修を問題解決と捉え、そこにみなさんの 専門分野の熟達者としての経験知を活かそう、というお話をしたいと思います。
熟達者の「ものの見方」に着目し、専門分野のスキルを教育研修に活かすヒントを私のいくつかの研究をベースに考えてみたいと思います。
さらに時間が許せばIDとの関連や教育研修実践の論文化についても触れたいと思います。
【日時】
2025年12月20日(土)17時00分~20時00分
Zoom待機室入場時間 16:55~
会場:海鮮と焼き鳥 完全個室居酒屋 福吉 新宿西口店
東京都新宿区西新宿1-4-5 西新宿オークビル1階
https://www.hotpepper.jp/strJ003582150/
※受付は16時50分となります。(予定)
飲食しながらのまなばナイトをお楽しみください。
【プログラム】
◆テーマ:「教育実践・問題解決・熟達化 ~自分の経験知を教育に活かそう~」
仲林 清 先生
千歳科学技術大学 情報システム工学科 教授
熊本大学大学院 社会文化科学教育部 教授システム学専攻 客員教授
◆セッション2(18:05~)
グループワーク(Zoomブレイクアウト)
【テーマ】:熟達者の経験知を教育に活かす
・みなさんが自分の経験から初心者に伝えること、あるいは、実行してもらううえで難しいことは何か?
ー自分ではわかっているけど,うまく整理できない
ー整理はできているけど,いい教え方がわかからない
ーあるいはこうやってうまく教えている!という例
◎共有タイム・質疑応答 or 先生コメント
◆クロージング
鈴木 克明 先生
【定員】
現地会場 20名
オンライン会場 90名
【参加費用】
現地会場 7,000円(食事・アルコール飲み放題付き)
※東京会場は店舗で行います。飲食しながらの参加となります。
※当日現金でお支払い願います。
オンライン会場 無料(各自でお飲み物、おつまみをご準備ください)
【まなばナイトのお申込み】
お申し込みは、こちらから https://forms.gle/efP6yKy1SvLQsMCD9
申込締切は12月12日(金)です。
締切日以降のお申し込みはinfo@manabanight.comまでご連絡ください。
【参加費について】
現地会場のご参加につきましては当日お支払いください。
【キャンセルについて】
まなばナイト参加キャンセル等のご連絡は,12月12日(金)までにinfo@manabanight.comまでお願いいたします。それ以降のキャンセルはお受けいたしかねますのでご了承ください。
※無断キャンセル、当日やむを得ずキャンセルする場合はキャンセル料(7,000円)を12月25日までにお支払いください。
【その他】
12月17日(水)正午までに登録いただいたメールアドレスにアクセス方法をお知らせします。
12月17日(水)正午にメールが届いていない場合は、事務局までご一報ください。
※当日は連絡がつかない可能性が高いので、必ず事前に確認してください。
【主催者】
主催:熊本大学大学院教授システム学専攻同窓会 https://www.gsis.jp
みなさまのご参加お待ちしております!!
--------------------------------------------------------
------------------------------
【イベント】その他、近々行われるイベントは? 2025/12~2026/2
------------------------------
2025年12月13日 (土)
2025年度日本教育工学会研究会「学習化学・授業研究/一般」@中央大学茗荷谷キャンパス(東京都文京区)
2026年1月10日 (土)
2025年度教育システム情報学会研究会「教育DXと実世界指向学習環境/一般」@「とくぎんトモニプラザ」会議室(徳島駅前)
2026年2月22日 (日)
日本教育メディア学会第2回研究会「個別最適な学びと探究的学び/一般」@中村学園大学
★ 編集後記
温暖な気候の四国・松山にも、一気に冬の気配がしてきました。道後温泉本館(公衆浴場)も全館再開となり、だいぶん落ち着いてきております。皆さま、ぜひ四国・松山にお越しください。
(第151号編集担当:仲道雅輝)
よろしければ、お知り合いの方に、Webからの登録をお勧めしてくださいませ。
また、皆さまの活動をこのIDマガジンに載せてみませんか?
ご意見・ご感想・叱咤激励など常時お待ちしております!
【 mail to: id_magazine@mls.gsis.kumamoto-u.ac.jp】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※このメールは、メールマガジンの購読を希望するとお答えいただいた方・
IDマガジンWebページより購読の申し込みをして頂いた方に配信しております。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
<編集>
名誉編集長:鈴木克明
共同編集長:市川尚・根本淳子
編集幹事:高橋暁子・竹岡篤永・石田百合子
編集委員:市村由起・甲斐晶子・桑原千幸・仲道雅輝・三井一希・カッティング美紀
<発行>
熊本大学大学院社会文化科学研究科 教授システム学専攻同窓会
http://www.gsis.jp/
++++++++++++++++Copyrights(c) id_magazine@mls.gsis.kumamoto-u.ac.jp+++
本サイトは、JSPS科研費「教育設計基礎力養成環境の構築とデザイン原則の導出に関する統合的研究(23300305)」の助成を受け、研究開発を行いました。