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[058-04]【キャリアレポート】教授システム学専攻7期修了生 森田 淳子さんのインタビュー

熊本大学大学院教授システム学専攻修了生の高橋です。このコーナーでは、修了生のみなさんの活動やお仕事についてインタビューしたものをお届けします。
今回は、7期修了生で、ウクライナで日本語教師をされている森田淳子さんの登場です!


■森田さんのキャリアについて教えてください。
大学卒業以降、いくつかの仕事を経て現在は日本語教師です。韓国ソウル市(語学学校)、中国大連市(高校)、福岡市(大学)で教えた後、GSIS在学中はロシアサンクトペテルブルク市(大学)や北方領土国後島(島民向け日本語講座)で教えていました。教育機関種別も雇用・派遣形態もそれぞれ異なりますが、日本語教育という点で共通しています。

2014年3月の修了後、同年8月末からウクライナで仕事をしています。国際交流基金が実施する日本語教師派遣事業で、受入機関のキエフ国立大学での授業をはじめウクライナおよび隣国モルドバの日本語教育支援業務を行っています。授業以外の業務の例を挙げると、日本語能力試験*1、国内や隣国で開催される日本語弁論大会、日本研究シンポジウム*2、日本語教育セミナーなどの実施です。

*1 日本語能力試験(JLPT)http://www.jlpt.jp/(JLPT公式サイト)
*2 第7回全ウクライナ国際公開シンポジウム2015
(1)http://www.univ.kiev.ua/news/6352(キエフ大学サイト)
(2)http://www.ua.emb-japan.go.jp/jpn/taishi/info/2015report_14.html(在ウクライナ日本国大使館サイト)

■GSISで学んだことは、現在、役に立っていますか?
もちろん、役に立っています。GSIS入学・修了させていただいたおかげで、現在キエフで仕事できているといっても過言ではありません。インストラクショナル・デザインは、日々の授業をはじめとした業務の効率・効果・魅力を高める上で欠かせません。上述のとおり、授業以外の業務も多いのですが、数か月にわたる大きな事業を運営する上でもやはりGSISで学んでよかったと思うことが多いです。例えば、新しい事業を立ち上げる時など、特に実感します。2014~2015年の冬はウクライナ情勢の影響による燃料不足の懸念から大学の冬休みが長めだったため、この期間を利用して一般向けの日本語入門講座*3を開催しました。在ウクライナ日本国大使館の領事部待合室を会場として初めて実施した試みでしたが、企画提案して会場使用許可を得てコースや授業の設計・実施の過程を経ながら、IDだけでなくIM科目で学んだことも生かしていると実感しました。

私は修士2年在籍時に現在のポストに応募し修了後ウクライナ着任に至ったのですが、面接時や派遣前訓練中に「熊大の教授システム学専攻って、鈴木克明先生のところですよね」と声をかけてもらい話が広がることが何度かありました。また、今年1月の一時帰国時には、鈴木先生が講師をなさった日本語教育関係者を対象にしたワークショップ(主催:国際基督教大学日本語教育研究センター)*4でアシスタントを務める貴重な機会をいただきました。学んだ内容そのものも役立っていますが、GSIS修了生ということで得られたチャンスにも感謝しています。

*3 日本語教室の開催 http://www.ua.emb-japan.go.jp/jpn/news/2015_3.html(在ウクライナ日本国大使館サイト)
*4 「動機を高める授業と教材作成-インストラクショナル・デザインの手法を生かして-」http://ocw.icu.ac.jp/sl/sl_20150121/(国際基督教大学Open Course Ware)

■現在興味があること(これから学んでみたいこと、やってみたいこと)を教えてください。
キエフでの1年目は、既存の事業を概ね前任者から引き継いだとおりやってみて、課題も把握してきました。現在、やりたいと考えているのは、ウクライナ人日本語教師向けの研修改善とウクライナ人日本語学習者向けの教科書作成です。いずれも、GSISで学んだことを生かし、さらに学びが必要になると思います。キエフでの任期は「原則として2年間(1年間の延長の場合あり)」なのですが、この度、1年間の延長つまり合計3年間(これから2年間)のキエフ滞在が決定しました。やってみたいと感じていたことが実行しやすくなったと思います。

(熊本大学 教授システム学専攻 修士7期修了生 森田淳子)
(インタビュー担当・文責:教授システム学専攻 博士2期修了生・同窓会事務局長 高橋暁子)

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