5月20日(木)、東京千駄ヶ谷の日本青年館で第3回日本イーラーニ ングコンソシアム通常総会が開かれた。
雨模様の悪天候に関わらず、例 年になく多数の参加者があった。記念講演者はヒゲ講師、講演のタイト ルは「インストラクショナルデザインの本音」、
これがいつもより多数 の参加者が集まった原因だったかどうかは定かではない。
それはともかくとして、メッセージとして伝えたかったのは3つのこと。
1)IDはプロジェクトマネージメントだけじゃない。IDプロセスを 下支えする研究知見がたくさんある。
2)IDは教材開発技法だけじゃ ない。もっと上流工程の職能直結の問題解決にも使われている。そして
3)IDは倫理規定に基づいてプロの仕事をする専門職である。
eラ ーニングベンダが質の良くない教材を悪いと知りつつ提供していてはプ ロ集団とはいえない。
お客さんにそっぽを向かれないように切磋琢磨し てくださいね、と結んだ。
聴衆の中にはeLF修了者もいただろうし、一方でヒゲ講師の話が初めての人もいただろう。
両方の聴衆にとって「聞いてよかった」と思ってもらう話をIDに基づいてデザインしたつもり。
その結果がどうだったかの情報が収集されていないところがID的ではないですね。
引き続き行われた懇親パーティーで名刺交換をさせていただいた29名 のうち13人が社長か取締役か執行役員だった。
この日ヒゲ講師がeLC 名誉会員に推挙されたことが原因か、それとも記念講演が良かったのが 原因だったか、それはわかりません。
いずれにしても、とても充実した日でした。 「不名誉会員」と言われないように、しっかり精進します。
小松理事長、ありがとうございました。
(ヒゲ講師記す)
[PDF]記念講演の配布資料