ここのところ、ヒゲ講師の生活のリズムを作っているのは毎週連続的にもっているミーティング。そこでは今年度の入学生から提供しているストーリー型カリキュラムの実施直前準備が行われている。来週オープンするコンテンツを決める会議だから毎週連続的に行う必然がある。〆切を決められて決断を迫られる会議だからプロダクト指向になる。しかし、そこではかなり濃厚な議論が振り出しに戻りながら繰り広げられている。だからかなり時間がかかるんですね、これがまた。
努力の甲斐あって、現在5周回の余裕が出てきました。つまり、5週間先にオープンするコンテンツを議論しています。となると逆に、現在進行形の提出物が出てきたときに気持ちを切り替えて5週間前に考えていたストーリーに戻って採点をする必要が生じています。まぁ、これは贅沢な悩みですから我慢しましょう。
さて、今回は、ストーリー型カリキュラムをはじめとして現在仕込んでいるものがそのうちオープンになる、という予告をします。夏に向けて様々な仕込みをしていますが、その花が咲くときには皆さんにも是非ごらんいただければなぁ、と思います。スケジュールに入れてもらえると嬉しいです。
・2008年7月30日-8月1日eラーニングワールド@お台場
ヒゲ講師は例年通り「インストラクショナルデザイン」のトラックコーディネータを依頼されました。初日の7月30日午後、テーマは他でもない「ストーリー型カリキュラム」です。交渉がうまく成立し、ここ1年ぐらい共同研究者として協力してくれているかノースウェスタン大学ケミ・ジョナ氏をゲストに迎え、彼の恩師シャンク氏が編み出し、一緒にカーネギーメロン大学西校で実現した世界初のストーリー型カリキュラムの実際と背景にある考え方を紹介してもらえるようになりました。2つ目のコマでは、それを受けて、熊本大学が取り組んでいるストーリー型カリキュラムの概要を紹介します。毎年、どんなことをやろうかな、と頭を悩ませている企画ですが、今年は面白くなりそうです。また多くのリピーター諸氏を参加者にお迎えし、そして新しく加わる方々との輪を広げつつ、盛大に会が進められることを楽しみにしています(そうでないと、来年は声がかからなくなるので、どうぞよろしくお願いしますね)。
・e-Learning Conference 2008 Summer
http://www.elw.jp/conference(プログラム・申込)
http://www.elw.jp/conference/track/track_a.htm(トラック概要)
ついでながら、eラーニングワールドには、今年も熊本大学教授システム学専攻は、展示ブースとビジネスセッションでのプレゼンもします。こちらは無料です。どうぞこちらにもお立ち寄りください。例年通り、来年度の募集要項もそこでちゃっかり配布します。
さらについでに、今年もまた関係者に声をかけて屋形船を出そうかな、と計画中。IDマガジンで知ったのですが、とご連絡をいただければ、この夜の会にも申込可能かも。まぁ屋形船はともかく、eラーニングワールド開催中は毎晩新橋付近で盛り上がっていますので、勢いに乗って合流ください。歓迎します。
・2008年8月9-10日日本教育工学会夏の合宿@秋田大学
JSETの恒例、夏の合宿は今年は秋田大学で「教育における"技術"を考える」をテーマに開催されます。水越敏行+西之園晴夫という西の二大巨匠も登板予定。
ヒゲ講師は担当理事ということもあり、最終日の小講演「教育工学研究の固有性とは何か?」をお引き受けました。さて困った、が、秋田での銘酒にありつけることを楽しみに、これからしっかり仕込みます。
http://www.jset.gr.jp/study2/20080809.html
・2008年8月25-27日ICoME2008@関西大学高槻キャンパス
ここ数年、韓国と日本を交互に訪問して、日韓合同の研究会を開いています。
今年は関西大学高槻キャンパスでの開催になり、発表原稿の仕込をしているところです。この会は、日本教育メディア学会研究委員会(ヒゲ講師=副委員長)が主催していますが、学会員でなくても参加・発表が可能というオープンな会です。是非覗いてください。学部生も大学院生も、そして教員も元気に下手な(!?)英語でコミュニケーションしようと頑張っています。その光景にきっと励まされることでしょう。
口頭発表はすでに締め切られましたが、まだラウンドテーブルの発表申込はできます。詳細は下記のサイトで。
http://icome2008.ict-education.org/japanese/index-jpn.htm
この会の目玉は、日韓の元気で下手くそな発表ですが、今回は、ハワイ大学とペンシルバニア州立大学からの特別ゲストも登場します。ハワイ大学からは教育学部教育工学専攻教授のクリス・ホー氏が基調講演を担当、ペンシルベニア州立大学からはibstpi代表理事のバーバラ・グラボウスキ教授が招待講演をする予定。楽しい会になりそうです。
グラボウスキ教授には、8月20日(水)夕方東京(国際医療センターhttp://www.imcj.go.jp)での講演、また8月29日(金)夕方熊本大学での講演も予定しています。詳細が決まったらまたIDポータルサイトでアナウンスします。奮ってご参加ください。もちろん、夜のイベントもやりますよ。
・2008年8月30日(土)ICTEセミナーin熊本
情報コミュニケーション教育研究会(ICTE)主催の第40回ICTE情報教育セミナー in くまもとを熊本市国際交流会館でやります。この日は、高等学校の必修教科「情報」の授業づくりに焦点をあてて、ラウンドトーク「学力と情報教育―新学習指導要領で授業はどう換わるか―」とシンポジウム「情報の授業をどう創るか―実践報告から学ぶこと―」を予定。加えて、基調講演「情報教育先進国韓国の動き」に韓国セジョン大学のインスック・リー教授を招きます。(逐次通訳付)というのはたぶんヒゲ講師の役目になるのではないかと思われ、もちろん終了後には懇親会を予定。
・2008年9月3-5日 Jsise全国大会@熊本大学
今年の教育システム情報学会(Jsise)全国大会は熊本大学で開催します。メインテーマは「eラーニングで創り出す社会と教育機関の連携」。発表の申込〆切は少し延びて6月30日、参加の申込〆切は8月13日までです。奮ってご参加ください。
http://jsise08.gsis.kumamoto-u.ac.jp
(ヒゲ講師記す)