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リンク
鈴木克明(2010.1)「ICT準備度の国際比較ランキングから見えること」2009年度第2回日本教育メディア学会研究会論集、25-28(金沢星陵大学)
日本
はインターネットユーザ
数と普及率
はアジア
2
位である
一方
で、
ICT
準備度
について
発表
されてきた
国際
ランキング
では
、シンガポール
・台湾
・香港
・韓国
に比べて
遅れていること
が指摘
されてきた
。世界経済
フォーラム
の報告書
からは
、アジア
の
ICT
先進国
が国策
として
取り
組んできた
成果
として
ランキング
が上位
になったことに
比べ、日本
では
ビジネス
面では
先行
して
いるものの
規制
・行政
・インフラ面での問題
が顕著
であると指摘
された。2009年がICT利用
の転機
であ
ったことを述べ、わが国における
ICT
の教育利用
の将来
を展望
した
。
キーワード
キーワード
キーワード
キーワード
:
ICT
準備度
、国際比較
、ランキング
、スクールニューディール
、将来展望
-
新垣円,半田純子,本間千恵子,齋藤長行,野崎昭弘,鈴木克明(2009.12) FDコンテンツによるオンライン授業参観のすすめ 日本教育工学会研究会(FDの組織化・大学の組織改革/一般), JSET09-5, 23-26
詳細はありません。
-
リンク
鈴木克明(2009.12) ファカルティ・ディベロッパーのID的基礎とは何か 日本教育工学会研究会報告集(FDの組織化・大学の組織改革/一般), JSET09-5, 45-48
大学
の教育改善
を組織的
に進める
専門職
(ファカルティ
・ディベロッパー
)
に必要
な基礎
として
インストラクショナルデ
ザイン
(
ID
)の何が不可欠
かを
考察
する
.授
業実施
やカリキュラム
改善
の支援者
として
,実施者
(アクター
)としての
視点
のみならず
設計者
(デザイナー
)の視点
を持つことと
,経験知
としての
ノウハウ
のみならず
学問的背
景を説明
できることが
異分野
の研究者
を説得
するために
有用
であることを
主張
した
.
<キーワード
> 高等教育
FD
インストラクショナルデザイン
-
リンク
鈴木克明(2009)「学習経験の質を左右する要因についてのモデル」 教育システム情報学会,24(4),74-77
本報告は、
Parrish and Wilson
がまとめた「学習経験の要因モデル」を紹介
した
。本モ
デルは、
6
段階の学習経験のレベル(無経験、機械的繰り返し
、ばらばらな活動、心地よい習慣、
挑戦的な企て、美学的経験)を左右する要因として、学習状況に係わる5要因(直接性・可塑性・
切迫性・共鳴性・一貫性)と学習者
個人
に係わる4要因(意図・プレゼンス・開放性・信頼感)が
あるとしている。
ストーリー型カリキュラムを例に
、本モデルの応用可能性について
考察を加えた
。
キーワード:
インストラクショナルデザイン、レイヤーモデル、学習意欲、美学的検討
、学習経験
の要因モデル
-
リンク
根本淳子・小山田誠・柴田喜幸・鈴木克明(2009.11) 「学びのスケッチ」でリフレクションを促す試み 教育システム情報学会研究報告,24(4),70-73
熊本大学大学院教授
システム
学専攻
のストーリー
中心型
カリキュラム
(
SCC
)の中で,学習
者が自分
の学びを
振り返る方法
として
「学びのスケッチ
」を開発
,実施
した
.二つの
先行研究
を踏まえ
た実践内容
と結果
から
新しいリフレクションの
可能性
と成果
について
考察
した
.
キーワード
:
学習経験
,ストーリー
中心型
カリキュラム
,学びのスケッチ
-
リンク
高橋暁子・鈴木克明・喜多敏博・中野裕司(2009)「Moodle用に開発した課題分析図UIに用いるエクスポートフォーマットの検討」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 3a-221-08
筆者ら
はこれまでに自己主導的学習
を支援する目的で,課題分析図から学習項目の
選択ができる
e
ラーニングシステムの開発を行ってきた.
本研究では,課題分析図情報の共有化
の
た
め,エクスポート用のフォーマット
を検討した.
その結果,
現時点では
内部データの構造に沿った独
自のエクスポートフォーマットが効率的だと考えられる.
<キーワード>
LMS
,
Moodle
,
課題分析
図共有
,
インストラクショナルデザイン
,
自己
主導
学習
-
リンク
宮崎誠・小山田誠・根本淳子・喜多敏博・中野裕司・鈴木克明(2009)「OSPを活用したeポートフォリオシステムの開発」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 3a-221-02
熊本大学大学院の教授システム学専攻において,Sakai CLE による 学習ポートフォリオシ
ステムを構築し,現在運用中である。本研究では,現在のシステムを踏まえ, Sakai の e ポートフォリオツール
OSP (Open Source Portfolio) を活用し,本専攻のコンピテンシーと学修成果物との関連付けを行い再設計
を行った。また,学習ポートフォリオに,必要と考えられる機能を OSP の機能として拡張すると共に,連携もする
ツールを開発した。
<キーワード> Sakai CLE,Open Source Portfolio,マトリクス,学修成果物,機能
-
リンク
宮下伊吉・渡邊あや・喜多敏博・鈴木克明(2009)「入学前教育の学習課題の分析-レポートを書くための準備に必要な仮説形成力-」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 P2a-FLS-50
詳細はありません。
-
リンク
喜多敏博・合林亨・汐月哲夫・松永信智・宮内肇(2009)「工学部の学生実験科目におけるeラーニングの活用? レポート執筆の基礎知識習得と合格証発行?」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 P2a-FLS-43
熊本大学工学部情報電気電子工学科
2
年次生の必修科目「情報電気電子工学実
験第一」は,レポート作成の基礎を学ぶ科目でもあるため,開始当初はレポートの書き方を知ら
ずに取り組む学生が多く,指導に多くの労力がかかる。これを改善するために,レポート執筆の
基礎知識を事前学習する
e
ラーニングを実施した。この
e
ラーニングコンテンツの最終オンライ
ンテストが満点の場合のみ合格証がプリントアウトできるようにし,第一回目の実験レポート提
出時に,合格証を添えることを必須とした。
<キーワード> レポート作成の基礎,
LMS
,
SCORM
,前提知識,事前学習,学生実験指
-
リンク
根本淳子・鈴木克明(2009)「インストラクショナルデザイン理論と理論構築の動向‐Reigeluth の「ID 理論とモデル」第三巻の内容分析‐」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 P2a-FLS-36
本発表では
,インストラクショナルデザイン理論の動向に大きな影響を与えてきた
Reigeluth編著
「
理論とモデル
」の第三巻の内容を紹介する.共通知識基盤の構築との副題をつけ
た三部作最後の本書では
,すべての
状況
に共通した第一原理と状況依存原理に知見を整理し
,状況を
記述する
文法的枠組み(アプローチ・教授
要素・系列化手法)を提案している
.文法
的枠組みの中で
用いられる方法の事例と本書の構成を紹介した
.
<キーワード>
授業設計,インストラクショナルデザイン
,理論,Reigeluth
-
リンク
八木秀文・喜多敏博・根本 淳子・鈴木 克明(2009)「効果的な教育のための事前テスト活用指針に関する考察」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 P2a-FLS-29
前テストは学習必要性判断のために利用されるが、
本稿は
事前テスト
が
学習を効果
的にするためにも活用できることに注目し、その活用指針を示そうとするものであ
る。
事前テスト
は
それ自体が先行オーガナイザー的な効果を持つとも考えられるが、学習者状態や実施方法、正誤判定
通知方法やフィードバックの与え方などによっても学習に与える効果が異なると思われる。文献研究
から得られた知見をもとに3つの仮説を提示し、自信度を表明させる解答方法を提案した。
<キーワード> 事前テスト,記憶,
認知的負荷
,先行オーガナイザー,教育効果,
e
ラーニング
-
リンク
北村隆始・田中光子・星野早苗・根本淳子・渡邊あや・鈴木克明(2009)「ストーリー中心型カリキュラム採用の看護師指導者向けインジェクショントレーナー養成コースの初期検証」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 P2a-FLS-21
家育成教材の開発において、実践的な教育効果を目指すためには、実践が容易
に想像できる理論に基づいた教育カリキュラムが求められる。いくつかの教育方略を通して単回の教
材として提案・実践されているが、多岐にわたる学習成果を連携してカリキュラム化した例は少ない。
本研究では、ストーリー中心型カリキュラム(以下 SCC)を利用し、看護師指導者向けの実務教育に特
化したカリキュラムを開始した。初回の SCC 参加状況や導入のねらいを元に初期検証を行った。
<キーワード>
ストーリー中心型カリキュラム、ゴールベースシナリオ理論、看護教育
-
リンク
井ノ上憲司・河津秀利・髙橋幸・鈴木克明(2009)「自立学習の目標設定を支援する英語能力診断ツールの開発」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 P2a-FLS-03
本大学の英語教育では、自学自習を主軸とした CALL 授業をより効果的なものと
するため、学生自身が英語能力を把握し、学習目標を設定するのに活用できる「英語コンピテンシー
マップ」を導入した。これを活用し、学生の英語能力を自動判定するシステムと、英語能力試験の結
果を閲覧できるシステムの2つを開発し、学生や教員が利用できるようにした。これにより学生は、
英語能力やアドバイスを随時確認し、学習目標の設定に活用できるようになった。教員はクラス内の
学生レベルを閲覧し、指導や教材の選択に利用できるようになった。
<キーワード>
学習スキル 能力判定 授業支援システム データ解析ツ
-
リンク
Tsuyoshi Usagawa, Achmad AFFANDI, Bekti Cahyo HIDAYANTO, Meita RUMBAYAN, Toshiro ISHIMURA, Yoshifumi CHISAKI(2008)"Dynamic Synchronization of Learning Contents among distributed Moodle systems" Japan Society for Educational Technology (Tokyo University) Proceedings of the 25th Annual Conference of JSET E2a-245-06
Dynamic Synchronization of Learning Contents among distributed Moodle systems
-
リンク
児玉あゆみ・小山田誠・根本淳子・北村士朗・鈴木克明(2009)「ストーリー中心型カリキュラムにおけるリフレクション手法」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 2a-241-10
本大学大学院教授システム学専攻では現在,ストーリー中心型カリキュラムを導
入して授業を行っている.本稿では,本専攻の後期科目「eラーニング実践演習I」内で実施してい
るインターン業務について振り返るリフレクションペーパーに着目し,今年度の後期科目「eラーニ
ング実践演習I」にてリフレクションペーパーを使用する際,改訂する必要がある要素に対応したリ
フレクションペーパーを紹介した.また,科目「eラーニング実践演習I」以外の科目で使用する場
合のリフレクションペーパーの要素について提案する.
<キーワード>
ストーリー中心型カリキュラム
e-Learning
リフレクション
-
リンク
望月真紀・大森不二雄・江川良裕・北村士朗(2009)「大学におけるアウトソーシングを活用したeラーニング業務の支援体制についての研究」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 2a-221-05
アウトソーシングとは、業務を外部委託することである。
1990 年代に民間企業で
活用され始めた経営手法であるが、近年、日本の大学においても、業務の一部をアウトソーシングす
る事例が増えてきている。2000 年代初頭、新しい教育手法として大学に導入されたeラーニングにつ
いても、アウトソーシングを活用した事例が、少しずつではあるが、報告されるようになっている。
そこで、本研究では、大学において、e ラーニング業務のアウトソーシングをなぜ活用しているのか、
あるいは、活用していないのか、その理由を明らかにするとともに、アウトソーシングを活用したe
ラーニング業務の支援体制について、考察することを目的とする。このため、国内の5つの大学の事
例調査(インタビュー調査等)を実施し、その結果に基づいて、具体的な検証、考察を行った。
<キーワード>
e
ラーニング 大学教育 アウトソーシング インハウス 関連会
-
リンク
小野邦彦・後藤幸功・半田純子・本間千恵子・遠藤孝治・鈴木克明(2009)「サイバー大学のeラーニングに関する質保証の取り組み」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 2a-221-04
イバー大学の講義科目では、大学が定めたガイドラインに則り、授業時間を担保
するとともに、授業理解度の評価を通じて出席の認定を行い、教育の質を担保している。また、これ
は大学設置基準や認証評価機関等が提示する教育内容・方法に係る質保証基準に沿ったものであると
いえる。
<キーワード>
サイバー大学、
e
ラーニング、質保証、メディア教育、学習コンテンツ、インス
トラクショナルデザイン
-
リンク
遠藤孝治・後藤幸功・半田純子・本間千恵子・小野邦彦・鈴木克明(2009)「サイバー大学の授業コンテンツ制作に係る「授業設計書」フォームの活用状況」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 2a-221-03
サイバー
大学
では
、授業
コンテンツ
の質を担保
する
ため
、学内
にコンテンツ
制作
セ
ンター
を設置
し、インストラクショナルデザイン
の手法
に基づく
教材設計
・開発
に係る教員支援
を行
っている
。教員
はインストラクショナルデザイナー
及びアシスタントインストラクショナルデザイナ
ーとの
協働
の下、科目の目標
に沿った
「授業設計書
」を作成
している
。「授業設計書
」フォーム
は学習
目標
と評価条件
が明確
にされるように
記入項目
が定められて
おり
、全教員
が共通
のフォーマット
で入
力する
ことで
、インス
トラクショナルデザイン
の手法
の、より
効果的
な活用
が図られている
。
<キーワード
>
サイバー
大学
、
ラーニング
、インストラクショナルデザイン
、授業設計
、教材
-
リンク
村嶋亮一・中野裕司・鈴木克明・北村士朗・根本淳子(2009)「教授系列と指導方略の類型化に基づく市民参加型講座のためのコーステンプレートの設計および試作」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 1p-231-01
詳細はありません。
-
リンク
曽山夏菜・小山田誠・根本淳子・鈴木克明(2009)「eラーニング大学院における協調学習の活動分析」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 P1p-FLS-37
大学院の
e
ラーニング科目「インストラクショナル・デザインI」の学習活動を
分析した.分析にあたっては,
12
名の受講者各自が個別学習の成果として掲示板上に投稿した「教材
企画書・原案」と,その後の協調学習の成果である「教材企画書・提出版①」とを比較対照し,
2
つの
企画書提出の間に行われた協調学習が提出物の改善にどのように寄与したかを調査した.その結果,
協調学習が一定の成果を生み出している一方で,評価項目やグループごとに協調学習の過程と成果に
差異が見られることがわかった.最後に,今後の研究の方向性を述べた.
<キーワード>
CSCL
,授業分析,遠隔教育,自己学習力,大学院教
-
リンク
仲道雅輝・佐藤慎一・松橋秀親・松葉龍一・江川良裕・鈴木克明(2009)「「科目ガイダンスVOD」の次なる仕掛け -学習支援システムの活用とICT活用能力の向上-」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 P1p-FLS-35
全学的
e-learning
推進の取り組み第
2
弾の計画および評価方法を考察する。日本福祉大学では、科目ガ
イダンスのオンデマンド映像を全専任教員が開発し、履修登録前に学習目標や授業内容の確認を容易に
し、全学的な教育改革や
FD
活動への展開に成功した。学生は授業の途中棄権人数の低減の形となって
現れ、教員へは、全専任教員が
e-learning
制作に関わることで、
e-learning
制作に対する不安や負担感の
減少につながり、理解を示す教員を増やすことができた。そこで、さらに
e-learning
を推進するため、学
習支援システムを教員自らが使いこなし、活用できるようにするために、「科目ガイダンス
VOD
」の取
組の次なる
ICT
を活用してもらうための展開・仕掛けを紹介するとともに、仮説に基づく効果と評価方
法について考察する。
キーワード:
高等教育,
e-learning
,教材開発,
FD
,
ICT
活用能力
-
リンク
小山田誠・根本淳子・柴田喜幸・鈴木克明(2009)「eラーニング大学院における既存科目を活用したストーリー中心型カリキュラム導入に対する受講者の初年時反応分析」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 P1p-FLS-34
熊本大学大学院社会文化科学研究科教授システム学専攻では,より高い実践力と理論的知識の
血肉化を標榜し, 2008年度からストーリー中心型カリキュラム(SCC)を導入している.本稿では,その初年
次終了後における受講者アンケートを分析した.その結果,SCC 化のコンセプトを受講者が一様に強く感じた
との結果は得られなかったとともに,前期と後期では反応が異なり,特に後期における演習科目の位置づけに
改善の必要性が確認された.
<キーワード>
遠隔教育,ストーリー中心型カリキュラム,
e
ラーニング大学院,授業設計,専門家養成
-
リンク
早川勝夫・根本淳子・北村士朗・鈴木克明(2009)「実践学習モデル ‐プロフェショナルとリーダーの育成モデルの検証1‐」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 P1p-FLS-20
経験者同士が協調学習と学習モニタリングの中で、構造を理解、他社観察力の向上、メタ認知の向上というプロセスを踏むことが成長速度に影響し、熟達過程を加速し、リーダーシップの醸成が可能になる実践学習モデル:The Model for Leaning of Practiceを提案した。報告では、おんでるの社会的価値とモデルの具体的説明、および、一企業の新人社員教育での実践結果につき紹介する。
キーワード:学習モデル、メタ認知、学習モニタリング、学習環境、熟達化、社会人基礎力
-
リンク
加藤泰久・鈴木克明(2009)「フローに着目したデジタルゲーム学習の文献調査について -学習プロセスのモデル化を中心に-」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 P1p-FLS-19
近年,Csik
szentmihalyiが提唱した「フロー」に関する研究が盛んに行われ,教育
分野においても,研究の広がりをみせつつある.本稿では,フロー状態を生み出す可能性のあるデジ
タルゲームを活用した学習環境の研究について,特に,フローを学習プロセスの中に組み入れたモデ
ルの文献調査を行うと共に,その課題・可能性について述べる.
<キーワード>
フロー,モデル化,研究動向,文献調査,学習プロセス
-
リンク
鈴木克明(2009)「オンライン学習者の挑戦と成功要因:アンケート調査結果から」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 P1p-FLS-15
オンライン
学習者
が置かれている
状況
を把握
するための
国際調査
の一環
として
英
語での
アンケート
調査
を日本語化
して
上で実施
した
結果
の一部
を報告
する
。予備的調査
の性格
で
が2007年度
に実施
した
調査
は記述式項目
を中心
に58の質問
から
構成
されていた
。日本語版
を3つの
オンライン
大学
に通う大学生
・大学院生
に回答
を求めた
結果
、回答者
38人のうちの
多数
はオ
ンライン
での
学習
に満足
しており
、機会
があればまたやりたいと
答えた
。満足度
に影響
を与えると
指
摘した
事項
は、コース
そのもの
、教授陣
の要素
、学習者間
の相互関係
、学習環境
の柔軟
さと利便性
の
順であった
。オンライン
学習者
としての
成功要因
の重要度
に対する回答
をまとめた。
<キーワード
>
高等教育
、遠隔教育
・学習
、学習環境
、調査
、オンライン
学習
-
リンク
阿部聡・北村士朗・鈴木克明・中野裕司(2009)「TV電話による遠隔対面型教育手法の分析におけるeラーニングの質保証レイヤーモデルの応用」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 P1p-FLS-14
V電話による遠隔対面型教育手法の実践研究で得られた技術面,運用面および人
材面における知見を,インストラクショナル・デザイン理論に基づく「eラーニングの質保証レイヤ
ーモデル」を応用して分析・整理した。当該手法は,直接対面に近い自然な存在感を喚起することで
同一教室内での教授ノウハウを継承できる。eラーニング一般には見られないこの特長については,
新たなレイヤーを追加して対応した。
<キーワード>
遠隔教育,TV電話,対面教育,インストラクショナル・デザイ
-
リンク
今岡義明・鈴木克明(2009)「eラーニング質保証レイヤーモデルのサイト設計と開発」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 P1p-FLS-13
e
ラーニングの質保証を
5
つの観点から据えた「レイヤーモデル」を公開する
Web
サイトを設計・開発した.サイトにはコミュニティ機能や
Web
調査機能を実装した.本稿ではこの
Web
サイトの開発状況をまとめ,今後の予定を述べた.
<キーワード>
e
ラーニング インストラクショナルデザイン レイヤーモデル 学習支援サ
-
リンク
柴田喜幸・鈴木 克明(2009)「ストーリー型教材開発における関連性向上チェックリストの試作」日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)発表論文集 P1p-FLS-9
ラーニングを含む学習教材に寄せられる期待の1つに教材の魅力が挙げられる.
KellerのARCSモデルによれば,魅力の向上要素の1つに学習内容の「関連性」がある.しかしこ
の重要性は唱えられながらもその方法は設計・開発者個人の力量・センスに大きく委ねられてきた.
この問題をふまえ,第一筆者がこれまで教育ビジネス事業および大学(院)において設計・開発した
100余コースの開発工程と受講者評価を振り返り,「教材ストーリーの関連性向上のポイント」を整理
した.さらにそれに基づいたチェックリストを作成した.体験的・帰納的なこのチェックリスト案を
端緒とし,ストーリー型教材の魅力(特に関連性)向上の検討を行う.
<キーワード>
教材開発,学習コンテンツ,インストラクショナルデザイン,遠隔教育・
-
リンク
鈴木克明(2009)「「学びたさ」の設計を支える研究の動向」第16回日本教育メディア学会年次大会発表論文集
「学びたさ」の設計を支える研究動向をレビューした。動機づけ設計の
ARCS
モデル
には
Volition
が加わり動機づけ設計の第一原理が提唱されている。
ID
の枠組みを広げるための
4
本柱として、
個人・外への接点の柱に加えて価値の文脈と美学の柱を組み込むことが提案され、
5つの
ID
美学の第一原理が提唱されている。また、テクニカルな問題解決技法に「語ること
(
Storytelling
)
」を加えることで学習者の立場での思考実験を可能にする「デザインストーリー
のガイドライン」も提唱されている。
キーワード:学びたさ,魅力,動機づけ,ARCSモデル,ID美学第一原理,ストーリーテリング
-
リンク
八木秀文・鈴木克明(2009)「同期型教育へのチャット導入に向けた予備的考察」第16回日本教育メディア学会年次大会発表論文集
同期型遠隔教育で利用されるチャットは対面授業への導入も試みられている。チャットは内容吟
味可能で、他者からの否定的評価による恥という大学生が授業中に質問しない原因を低減し、また口頭発
表を恥ずかしいとする学生の心理的障壁を低くすると思われる。一方、チャットには授業に集中できない
等の問題があり、単なる導入は学生の負担増になることもある。そのため掲示板の併用や発言時間確保等
の工夫が必要と思われるが、社会人学生の場合、加齢等による理由でチャットを利用し辛いことが考えら
れ、
Web
カメラを支持する可能性がある。本稿では、チャット・
Web
カメラに対する利用意識、対面/遠隔、
実名/匿名でのチャット発言に関して、学生の年齢を加味した仮説とともに今後の研究の方向性を示す。
キーワード
:質問行動,発言行動,学習環境,
チャット,
e
ラーニング,同期型
遠隔教育
-
リンク
Akiko Takahashi,Toshihiro Kita,Hisashi Ichikawa,Hiroshi Nakano,Katsuaki Suzuki(August, 2009). Development of a Learning-Task Analysis Diagram UI for Moodle to Support Self-directed Selection of Learning Contents. A paper presented at ICoME(International Conference on Media in Education), Seoul National University, Korea. (Proceedings, 184-191)
In our past study, we developed an e-learning system based on Learning
-
Task Analysis
Diagrams. In this study, we have developed a Moodle
plug-in
enabling Learning
-
Task Analysis Diagrams
Interface that is a part of the previous system.
We
have
developed
two
types of
User Interfaces
(
UI
)
, one is
for learners
and
the other is for
teachers
.
The UI for learners
displays Learning
-Task Analysis Diagrams of
the topics (learning items) in
a
Moodle course. Each
topic is colored with a color
corresponding to the
evaluation of the learning results. When you click one topic,
contents of the topic are displayed.
The
developed Moodle
plug-in
promotes self
-
directed learning by visually providing the learner progress
information in the hierarchical structure.
The UI for
teachers
is
a
GUI
to
create
Learning
-
Task Analysis
Diagrams
.
The developed system has been evaluated from the viewpoint of both learners and teachers. The
evaluation results are sufficiently high
-
リンク
Kana Soyama,Katsuaki Suzuki,Norio Iriguchi, Sachi Takahashi(August, 2009). Learning Support for English Learners Using Mobile Phones at a Preparatory School. A paper presented at ICoME(International Conference on Media in Education), Seoul National University, Korea. (Proceedings, 163-166)
This research examined what support mentors should give in mobile learning at a preparatory school. A group of students did the exercises in English on mobile phones for four weeks. During the latter half of the period, they were given a set of support based on instructional design principles and prior research. The test results, questionnaires and interviews gave some clues to effective mobile learning: the students found the mobile learning interesting and efficient; what they expected and worried about tended to depend on their proficiency; and the higher-achieving students were better at inventing and sharing their learning styles.
-
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Koji Nakajima,Hiroshi Nakano,Fujio Ohmori,Katsuaki Suzuki>(August, 2009). A Website for e-Learning Support Staff Designed by an Extended ARCS Model. A paper presented at ICoME(International Conference on Media in Education), Seoul National University, Korea. (Proceedings, 147-153)
In this study, we present a website for e-learning supporters designed by the ARCS+AT Model, which we proposed as an extension of Keller’s ARCS Model. The ARCS+AT Model was originally created for the ARCS+AT checklist with the aim of promoting e-learning at universities effectively and efficiently. The website, named ARCS+AT website, is developed for helping e-learning supporters and faculty members to use the checklist. This website aims to serve as a platform where faculty and university can share the outcomes and better understanding of e-learning. First, a brief explanation of the ARCS+AT Model and the checklist will be given. Then, the results of a test use at ten universities are given, which indicated that the checklist worked well. And finally we describe the design and implementation of the ARCS+AT website.
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吉田明恵・根本淳子・北村士朗・喜多敏博・鈴木克明(2009)「インターネット型大学院におけるオンラインオリエンテーションの比較検討 -学習者の立場から-」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、516-517
本発表では、学習者の立場からインターネット型大学院のオリエンテーション科目の変化を比較検討について報告する。二年度を比較した結果、科目開始方法、体験学習の拡充、および学習ポートフォリオの扱い方に違いが見られた。設計者の意図、学習への影響、今後の方向性について述べた。
キーワード:オリエンテーション、ストーリー型カリキュラム、インターネット型大学院
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仲道雅輝・松葉龍一・江川良裕・大森不二雄・鈴木克明(2009)「「科目ガイダンスVOD」に類似する取組の訪問調査-全学的なe-learning推進へのポイント-」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、514-515
日本福祉大学では、全学的なe-learningを推進する上で、科目ガイダンスのオンデマンド映像(VOD)の視聴を開始したことにより、学生と教員へそれぞれよい効果を生んでいる。本講演では、国内における類似する取組を訪問調査し、共通する効果や違いについて報告する。その結果、全学的なe-learning推進へは、(1)手厚い開発支援体制を整える(2)仕掛けをプロトタイプで提示し提案する(3)教員へインセンティブを与えることが有効に働くことを考察した。
キーワード:高等教育、e-learning、FD、意識改革、訪問調査
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中嶌康二・中野裕司・大森不二雄・鈴木克明(2009)「大学のeラーニング導入を推進・支援するIDに基づくARCS+ATチェックリストの提案」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、512-513
本研究では、高等教育機関のeラーニング導入支援者が機関のeラーニング導入を的確に推進するための方策として、インストラクショナル・デザインの理論を応用したARCS+ATチェックリスト及び導入支援Webサイトの開発行った。10大学でのチェックリスト試用実験の結果、その有効性が確認された。同時に、チェックリストの品質向上のための改善を行った。
キーワード:eラーニング導入支援、インストラクショナル・デザイン、チェックリスト
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曽山夏菜・鈴木克明・入口紀男・高橋幸(2009)「大学受験予備校でのモバイルラーニングによる英語学習支援」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、506-507
携帯電話の英語学習コンテンツ「とみ単」を使った予備校生10名の学習活動を分析し、大学受験のための学習に携帯電話教材を導入することの可能性を探った。実験後半の2週間は、メール送信や学習状況に関する情報提供など、学習効果を上げるための支援を行った。テスト・アンケート・インタビューの結果から「携帯電話教材の有効性」「習熟度による学習効果の違い」を検証したところ、教材や支援に対しては概ね高評価が得られた一方で、上位者と下位者の間で学習方法や期待・不安の内容に違いが見られた。
キーワード:携帯電話、学習支援、習熟度差
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都竹茂樹・梶岡多恵子(2009)「ARCSモデルを活用した中年肥満男性に対するメタボリックシンドローム 予防・改善プログラムの有効性 ―情報提供群との比較検討―」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、402-403
ARCSモデルを活用した保健指導プログラムが、モチベーションの低い中年肥満男性の形態、糖代謝、脂質代謝の改善およびメタボリックシンドローム該当者の減少に有用であることを確認した。一方、運動と食事の資料のみ配布した従来型の「情報提供保健指導」においては、顕著な改善効果は認めなかった。
キーワード:ARCS動機付けモデル、健康教育、メタボリックシンドローム、肥満
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宮原俊之・鈴木克明・阪井和男・大森不二雄(2009)「eラーニングを効果的に運営するための組織支援体制の必要性とその中の「職能」の重要性について」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、444-445
ラーニングは
,授業教材の見直しや組織的な支援体制を設けるなど
,活用方法によっては
,対面授業以上
の学習効果を得ることも可能である。そこで
,本論文では
,組織支援体制のモデルを策定し
,そのモデルを活用して実
証検証を行った結果を
,アンケート結果の分析
をとおして
「職能」の重要性を中心に論じる。
キーワード:
eラーニング,教育支援,組織設計,高等教育
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根本淳子・鈴木克明(2009)「ラーニングデザイン可視化言語の比較検討 -熊本大学SCCを題材として-」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、428-429
本稿では
,可視化言語
(
)の比較
結果
を報告
する.熊本大学大学院教授
システム
学専
攻のストーリー
中心型
カリキュラム
(
)を教育実践
のひとつとして
取り上げ,複数
の可視化言語
で
表記
し比較
した.それらの
言語
の特徴
,利用時
の留意点
,実用可能性
について
検討
した
.可視化言語
を
用いることで
学習活動
をある
一定
の形で表現
できること
が確認
され,応用
性の高さが示唆
された.
キーワード
:
ラーニングデザイン
,ストーリー
中心
型カリキュラム
,インストラクショ
ナルデザイン
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北村隆始・田中光子・星野早苗・根本淳子・渡邊あや・鈴木克明(2009)「SNSを活用したストーリー型カリキュラムの提供」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、376-377
ストーリー中心型カリキュラムの提供において、実践的な教育効果と既存リソースの活用による効率化が求められている。教育効果と既存コンテンツの利用の実践例はあったが、ストーリー展開の提供に関しては、専門のWeb Site(表示画像や認証システム)などの提供が必要であり効率化した例は少なかった。ストーリー展開の提供に関してSNS型コミュニケーションプラットフォームを利用した効率的な方法と共に、コミュニティー機能を活用した協調学習の場の提供を提案した。
キーワード:ストーリー中心型カリキュラム、ゴールベースシナリオ理論、SNS、看護教育
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松橋秀親(2009)「障害学生のeラーニング活用ガイドラインの作成に向けて」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、364-365
日本福祉大学では、全体的にeラーニングを使った教育実践を行っているが、障害を持った学生も在籍しており、障害学生が不自由なく学習できるように、LMSや教材コンテンツにおいて様々なアクセシビリティ対応を行っているが、学習する立場での具体的な検証が出来ていない。本取組みでは、障害学生へのヒアリングやアンケートを通じて、現状の課題を明らかにする共に、従来のガイドラインの課題を明らかにして、障害学生がeラーニングを活用して学習活動を円滑に行えるためのガイドラインを作成する。
キーワード:eラーニング、アクセシビリティ、ガイドライン
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宮下伊吉(2009)「入学前教育の学習課題の分析‐レポートを書くための準備に必要な仮説形成力をはかる‐」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、342-343
入学前教育におけるレポートを書くための準備に必要な学習
スキル
を明らかにす
るために,
ガニェなどの
先行研究のレビューにもとづ
き,学習課題の分析を行う
。
<キーワード>
入学前教育,レポート作成,学習スキル
,
仮説形成力
,
教材開発
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森田晃子・根本淳子・江川良裕・鈴木克明(2009)「自主的な学習を促すIDに基づく学習ポータルの設計 -MR教育担当者が学習する「場」を考える-」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、278-279
詳細はありません。
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斉藤和郎・松葉龍一・江川良裕・鈴木克明(2009)「教授法改善のためのナレッジマネジメントシステムの構築へ向けて -教育目標の概念共有-」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、276-277
学士課程教育において学生にジェネリックスキル(特定の領域を越えて転移可能な能力)を
身につけさせるには,単に教養教育の特定科目に依存するのではなく,大学全体としての取組――例え
ば,教員間で教育目標や教授ノウハウを共有し,専門教育を含めた科目間の連携によって学生の能力開
発を促すような組織的な取組が求められる.そこで,ジェネリックスキルに関する教授法改善のための
ナレッジマネジメントシステムの構築へ向け,ナレッジベースに求められる要件と今後の課題を示す.
キーワード:
ジェネリックスキル,
組織的な教授法改善,
ナレッジマネジメント,
教育目標の分類体系,
オントロジー理論
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柴田喜幸・小山田誠・根本淳子・鈴木克明(2009)「ストーリー中心型カリキュラム設計者と受講者の評価差異 -GBSチェックリストを用いた調査-」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、274-275
熊本大学大学院教授
システム
学専攻
では
,2008年度博士前期
課程
1年生
を対象
にストーリ
ー中心
型カリキュラム
(Story-Centered Curriculum,以下
SCC)
を導入
した
.SCC
はR.
シャン
クが
自ら提唱
した
GBS
理論
の発展形
である
.本年
3月,著者
らは
共同著者
の先行研究
にある
「GBS
チェックリスト
」を用い,設計
者視点
でその
評価
を行った
.今般
,同チェック
リストを
用いた
調査
を受
講学生
を対象
に行い,設計
者の評価
と学生
の評価
の差を調べた
.その
結果
から
今後
のSCC,
あるいは
ストーリー
中心
型の教材
設計
・運営
の改善
に資するべく
考察
を行った
.
キーワード
:
GB
S,ストーリー
中心
型カリキュラム
,eラーニング
,受講者調査
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鈴木克明(2009)「インストラクショナルデザインの美学・芸術的検討」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、272-273
インストラクショナルデザイン研究の最近の動向として、美学的視座からの検討に関心が集まっている。本報告ではParrishの理論を中心に紹介し、ID研究に与える影響について考察する。
キーワード:インストラクショナルデザイン、美学的視座、ID美学第一原理
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高橋暁子・喜多敏博・中野裕司・鈴木克明(2009)「Moodle用に開発した課題分析図UIの改善 -ユーザーインターフェース部のFlash化-」第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、234-235
筆者らは、Moodleで動作する課題分析図に基づく学習者用インターフェースについて、クロスブラウザ対策と、さらなく操作性の向上を目的に、Flashによる再開発を行った。Flash化においては、前身のシステムで実現していた機能を引き継いだうえで、学習者用ユーザーインターフェースと選択した学習項目に属する学習コンテンツを左右に並べて表示し、操作できるようにするためブロック化を試みた。
キーワード:自己主導学習、インストラクショナルデザイン、LMS
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西本彰文・塚本光夫(2009)「教員養成系学部における教員(SME)支援動画コメント編集システムの開発」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、230-231
これまで、現代GPにおいて開発したリモートロールプレイ動画配信システムを活用し、慶弔やアサーションに関するロールプレイ動画の蓄積を行った。これらのコンテンツは、主にブレンデッド型の講義で活用を行ったが、本動画にコメント等を追加・編集を行うことで、振返りのコンテンツとしても有効であると考えられる。このようなコメントの編集作業は一般的なものであるが、情報リテラシの高くない教職員にとって障害となる場合も考えられる。そこで、ロールプレイ動画にmoodle上で簡便にコメントの編集を行うシステムを開発した。
キーワード:教員支援、コメント編集、ロールプレイ、moodle
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久保田真一郎・杉谷賢一(2009)「e ポートフォリオシステムmahara による自己学習を目指した研究指導 Strategy for self-study on e-Portfolio system “Mahara”」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、48-49
研究室に所属する学生を
1
週間に
1
度,対面により研究指導する.その際に,学生からは口頭による報
告のみで,その成果物が提示されない.このため,根拠のない議論となり,研究指導が成り立たない.この問題
に対処するために,
e
ポートフォリオシステム
Mahara
を導入し,研究の成果物と内省を手軽に記録させ,
e
ポー
トフォリオを中心とした自己学習のための研究指導の試みについて報告する.
キーワード
コースポートフォリオ,自己学習,研究指
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鈴木雄清・Rodriguez Holmes(2009)「eラーニングにおける小テストを用いた学習と学習者特性の関係」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、102-103
本研究では学習者の特性として、完全主義傾向、熟慮性―衝動性、曖昧さへの態勢に着目し、LMSの小テスト昨日で練習の機会が与えられた後の、理解度を確かめるためのテストに要した時間や得点と学習者特性との関係を明らかにすることを目的とする。短期大学生を対象にした調査の結果、衝動性が高く、曖昧さへの態勢が高い学生ほど、学習の成果を確かめるためのテストで当店が低くなる傾向のあることが明らかになった。
キーワード:eラーニング、小テスト、完全主義、熟慮性―衝動性、曖昧さへの耐性
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朴恵一・喜多敏博・根本淳子・鈴木克明(2009)「ゴールベースシナリオ(GBS)理論に基づいた情報活用力育成教材の設計」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集110-111
近年、多様な情報を適切に使い活用できる人材育成の必要性が高まっており、大学の情報教育においても、情報活用力育成のための効果的・効率的・魅力的な指導法の開発が課題となっている。本稿では、それらの実現に向けて、インストラクショナルデザイン理論の1つであるゴールベースシナリオ(GBS)理論に基づく情報活用力育成教材について考察し、教材の基本設計を提案する。
キーワード:情報教育、ゴールベースシナリオ(GBS)理論、教材設計
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【2009年度研究奨励賞受賞】八木秀文・鈴木克明(2009)「製造工場における認知的徒弟制による業務引継ぎを支援するための評価システム(2)-評価法の改善-」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、54-55
あらまし:
製造工場での
技術伝承、業務引継ぎ
に関わる教育において、
師弟間で
評価を
突き合せる二重
評価システムを
考案し実践し
た。その結果、新たな問題点として評価基準のすり替えとも取れる現象が
見られた。そこで、この点への対応と当初からの課題である評価の「見える化」等への対応として、評語の
変更とチェックシート導入による改善を行い実践を開始した。今後、この取り組みを積み重ねることに
より、将来的には本評価システムによって技術伝承、業務引継ぎのためのルーブリックを作成できるよ
うになることが期待される。
キーワード:
認知的徒弟制,技術伝承,
教育評価
,寛大化傾向,ルーブリック
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加藤泰久・鈴木克明(2009)「教育分野におけるフロー体験の評価手法の研究動向について」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、52-53
近年、Csikszentmihalyiが提唱した、「フロー」に関する研究が盛んに行われ、様々な分野の論文で広く引用されている。教育分野においても、体育教育等をはじめ、研究の広がりをみせつつある。本稿では、教育分野におけるフロー体験の評価手法の研究動向の文献調査を行い、フロー状態の指標や評価方法の傾向を明らかにすると共にその課題について述べる。さらに、ICTを活用した学習への適用の可能性について言及する。
キーワード:フロー、評価方法、評価指標、研究動向、文献調査
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佐藤淳志・江川良裕,・北村士朗・鈴木克明(2009)「人材育成事業者におけるトレーニング・ニーズアセスメントのためのID活用型半構造化インタビュー手法に関する研究」教育システム情報学会 第34回全国大会(名古屋大学)発表論文集、50-51
本研究は、人材育成事業者による効果的な顧客ニーズ探索手法を論じる。適切な人材育成を行うためには、ニーズアセスメントを確実におこなうことが不可欠であるが、現状では、育成現場はもとよりHRM部門においてもそのノウハウをもたないうえ、必要性に対してさえ無理解なケースも多い。そこで、本研究では、人材育成の外部受託者である人材育成事業者が、このような顧客現場部門の育成ニーズを効果的に明確にしていく手法として、IDを活用した半構造化されたインタビューを行うことを提案する。
キーワード:ニーズアセスメント、インストラクショナルデザイン、HRD、人材育成、インタビュー