トップIDマガジンIDマガジン記事[120-02]【連載】ヒゲ講師のID活動日誌(99) :情熱の火の国からコスモポリタン東京へ

[120-02]【連載】ヒゲ講師のID活動日誌(99) :情熱の火の国からコスモポリタン東京へ

ヒゲ講師は2023年4月から江東区の住人となった。長年お世話になった熊本に蔵書を相当数残し、大都会に移住した。と言っても単身赴任であることに変わりはない。26平米しかない新居に何とか収まるだけの荷物とともに東京に引っ越してきた。当然、家具も食器も断捨離して身軽になった(自分のからだについてはこれから・・・)。本籍地は台東区なので、隣の区に先祖返りしたと言えなくもない。幼少の頃を過ごした千葉県市川市にも近いので、違和感もあまりない。これで仙台に帰る機会も増えるのでしょうね。そう言われたが、果たしてどうなるか、まだ見通しは不確かである。

 

転職先では、学部に所属せず、研究室は持たずに、全学の世話をしてくれとの依頼である。有明に研究室(居室)はあるし、授業は(少しだけ)あるけど、卒論の面倒を見る学生や大学院生がつかない先生になる、という意味です。「全学の世話」とは何か、これがまだ見えない。よって、今後の見通しは確かではない。でも、楽しそうな予感はする。まぁ何ができるか定かではないが、「こんなことであればお手伝いできます」と開陳し、どんな展開が生まれるか、この不確かさを楽しもうと思っています。これまでの付き合いもあり、熊本での残務もありで、すでに結構充実した日々である。その上に何が加わっていくか、どんな時間を過ごせるようになるのか、心わくわくなのである。

 

ところで、東京は便利ですね。何が便利って、東京滞在のためにホテルの予約をしないで済むようになった(当たり前か)。「行ってみたい」マークのついている飲食店は、まだまだ枯渇しない。これでは自炊をする意欲が沸かないのも当然と思える(朝ご飯はこれまで通り「自炊」しています・・・)。この便利さに甘えて不健康な70歳を迎えることがないよう、せいぜい精進する所存であります。と言ってもいきなりスポーツジムに通い始めるわけでもなく、地下鉄の階段を上っただけで息が切れる現状を少しずつ打開していきたいと願っているにすぎませんが。この点は長期戦、日々の積み重ねが徐々に成果につながることを楽しみに、取り組んでいこうと思っています。

 

所属組織が変わるとそこのルールを把握するまでが大変。日々、新しい学びがある。ルールを把握できたら、次に把握すべきは運用の実態。これが実は「裏ルール」なので、それをどのように学ぶか、情報源探しに余念がない。まぁルール上は××ですが、実際は△△ですよ、というやつである。最初の年は手探りで、2年目からは「それはこうやればよいのだ」ということで安定感が出てくるのだろう、きっと。これも長期戦かもしれない。まぁ、ぼちぼちやります。

 

この転職を機会に、本メルマガの編集体制も改めてもらった。「初代編集長」か「名誉編集長」かの候補が取りざたされたが、後者に落ち着いたらしい。ヒゲ講師の活動日誌は継続するという条件なので、これまでとやることはあまり変わらないだろう。次は第100回とのこと、何を書こうか気合を入れて準備したいと思っている(結果的に、結構平凡なものかもしれません)。本メールの発行者GSIS同窓会からは「顧問」という肩書を頂戴した。これで今後どこに転職しても引退したとしても、堂々と顔を出せるのが嬉しい。まなばナイトでまたお会いしましょう。

 

(ヒゲ講師記す)
 

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