ID マガジン第13号
- ID マガジン第13号
- 【ご案内】熊本大学・NIME共同セミナー(12月19日東京)
- ヒゲ講師のID活動日誌(12) ~あぁ困ったどうしよう:ねたを仕入れるのが大変ですの巻~
- 第1回eLPCOオープンフォーラムを聴講して「eラーニングとIDへの熱い心」.第7弾 Collaborative Problem Solving (協同による問題解決)
- 近々行われる、イベントは?
- 編集後記
ID マガジン第13号 はじめに
ご無沙汰しております。皆様お元気でしょうか。こちらは、鈴木先生をはじめみな元気にしています。ご存知かと思います(きっと・・・)が、こちらはいろいろと新しい展開がありましてどのように今後進んでいくのだろう?と思いながら過ごしております。今回はそれに関連したお知らせを中心にご報告を。
【ご案内】熊本大学・NIME共同セミナー(12月19日東京)
熊本大学がメディア教育開発センター(NIME)と一緒に東京でセミナー「eラーニングの新展開 -学習の質を保証する人材養成を目指して-」を開催します。日本イーラーニングコンソシアム(eLC)も共催予定、文部科学省と経済産業省が後援予定です。NIME理事長の清水康敬先生、日本教育工学振興会(JAPET)会長の坂元昂先生、eLC会長の小松秀圀氏が揃って登壇、ヒゲ講師も講演します。熊本大学の学長挨拶や副学長による取組紹介もあります。是非ご参集くださいますようご案内します。詳細は、次のURLをご覧ください。
http://tels.kumamoto-u.ac.jp/
ヒゲ講師のID活動日誌(12) ~あぁ困ったどうしよう:ねたを仕入れるのが大変ですの巻~
忙しいときには仕事が集まってくるものだとの実感を強める今日この頃。ヒゲ講師は、メルマガへの報告がない数ヶ月間、忙中閑なし状態で余裕なく走り続けていました。まぁ、出張の先々で呑むときが気晴らしになるのでエネルギー不足にはなりませんが、また少し自らを移動させるエネルギーが余分に必要な身体になっているのを実感します。ちょっとマズイですね。
7月からIDというタイトル(もしくはその和訳や部分集合的専門用語)がついた講演が続いています。たとえば、
「効果的なeラーニング実施のための道標: インストラクショナル・デザイン」(2005.7.15、熊本)
「最近のID理論展開」・「的確な教育効果を設計するニーズ分析」(2005.7.22、東京)
「教師のためのインストラクショナルデザイン」(2005.7.30、東京)
「大学授業実践を支える理論としてのインストラクショナルデザイン」(2005.8.2、仙台)
「教育の効果・効率・魅力を高めるインストラクショナル・デザイン」(2005.9.2、東京)
「大学のeラーニングを支えるインストラクショナルデザイン」(2005.9.22、松山)
「大学教育におけるインストラクショナルデザイン適用の現状と可能性」(2005.10.15、大阪)
「インストラクショナル・デザインとeラーニングの質保証」(2005.11.10、幕張)
「ITを活用した授業設計と評価方法について」(2005.11.15、つくば)
「教育の情報化と授業デザイン力」(2005.11.21、熊本)
「コースコンテンツの指導方略」・「コースコンテンツ開発計画書の作成」(2005.12.1、東京)
「eラーニングにおけるインストラクショナル・デザイン」(2005.12.2、幕張)
「eラーニングの質保証:インストラクショナル・デザイン」(2005.12.19、東京)
という具合。最近のヒゲ講師の講演を聞きにいらしていただいた方が「スライドの使い回しが多かったような」と某メルマガで書いてくださいましたが、まぁ、そういう事情をお察しください。一度丹精こめて作成したスライドを複数回使うのはID的に見れば「効率化」を目標にした取り組みでして、何回か使うことを前提とすることで、一枚のスライド制作に投入する資源を確保するのは常套手段。観客が違えばなお良いのですが、「またか」が続くとまずいですね(反省)。オーディエンスに合わせて味つけをして、同じスライドでも違う観点でしゃべるのは最低限必要。だけど、まったく同じ話をしないよう、毎回少しずつでも勉強の成果を加えていくように、心がけています。そうでないと、話している自分自身が退屈します。
ヒゲ講師が尊敬して止まない沼野一男(いちお、と読む)先生は、毎回同じことを話して退屈しないように「オーダーメイドの講義」を実践されてました。教科書を読んで質問を書いてくること。これが講義出席への条件で、下手な質問は「怠け者の質問」と評されて欠席扱い。沼野先生は、毎回の講義でどんな質問が登場するかを楽しみに講義に出かけたのでした。講義は質問への回答の時間。結構緊張するでしょうね。退屈などしている暇もない。「即答できないので次回までに回答を用意してくる」と切り抜けざるを得ない場面もあったとか。この試みを通して沼野先生が一番嬉しかったのは、学生は鍛えれば鋭い質問ができるようになるということと、学生が学びたがっているのを実感できたこと。詳細は、名著「情報化社会と教師の仕事」(国土社、1986年)をどうぞ。
これに刺激を受けて、ヒゲ講師の「教材設計マニュアル」を使った喋らない講義が誕生したのでした。まだまだ未熟だと感じていたヒゲ講師は質問を受ける代わりにテストと答え合わせを実施。あとは教材制作のお手伝い(添削とか相互評価とか)の時間になりました。しゃべるだけがインストラクタのやる仕事じゃないね、という原点です。でも、しゃべらない講演をするのは、やはり難しいです。
ヒゲ講師のID講演リストの一番上にある熊本での講演は、熊本大学eラーニング連続セミナー(http://el-lects.kumamoto-u.ac.jp/)の第4回として行ったもの。北村士朗・根本淳子と共同発表で、熊本デビューを飾りました。「何を点検すれば<よりよい講義>への糸口が見つかるかについて、IDの視点から手ほどきする。IDがどれほどのものかは、この講義を受ければ分かります」なんて大見得を切った講義概要を送ってしまってから、普通に講演できなくなった自分たちを認識。あの手この手をつくして、講演らしからぬ講演をデザインし、決行しました。興味ある方は、当日のプレゼン資料(質疑応答記録付)をどうぞ。
http://www.iwate-pu.ac.jp/home/ksuzuki/resume/addresses/a50715.files/frame.htm
11月10日の講演は、メディア教育開発センター(NIME)主催の平成17年度NIME国際シンポジウム「高等教育におけるeラーニングの質保証」(http://www.nime.ac.jp/conf2005/index.html)。ヒゲ講師は、さんざん悩んだあげく、英語で講演をするという暴挙に出ました。一緒にパネリストとして登壇したのはARCSモデルのケラー教授の弟子で最近日韓合同研究会でよく会うSONG教授(つまりはヒゲ講師の後輩)と、ディック&ケリーモデルの第3の著者CAREY教授(初対面)。この二人が英語で話すのに、自分だけ日本語で同時通訳というのがどうも不自然のような気がして、自分も英語で話すことにしたというわけ。
司会の内田教授(NIME)だけが日本語というアンバランスなパネルディスカッションになったわけでしたが、まぁよかったかな、と思っています。でもびっくり、あとでストリーミングビデオを見てみたら、なんとヒゲ講師の声が女性のように聞こえるし、しかも日本語だったのでした。これは不自然。
でも「同じことしゃべってましたね」とは言われないですみそうです。ということで、ヒゲ講師の英語の講演は幻となったのでした。これで安心。
http://p4web.nime.ac.jp/p4web3/public.asp
さてと、12月1日のeラーニングフォーラムWinter@青山学院大学は「講演」というよりは「研修のダイジェスト版」なので内容の重複についての心配はない(でしょう)。がしかし、翌日の12月2日@NIME(IT教育支援協議会)と12月19日@一橋記念講堂(熊本大学+NIME主催セミナー)はどうしよう、と現在思案中。両方ともeラーニングにおけるIDのことだし、大学教育に特化したオーディエンスだし、同じ人(しかもVIP)が居そうだし・・・。そんな舞台裏からひねり出された「ごくわずかな違い」をお楽しみになりたい方は、是非両方に足をお運びくださいませ。お待ち申し上げております。12月19日の講師陣は豪華ですよ、是非ご来場くださいませ(http://tels.kumamoto-u.ac.jp/)。
(ヒゲ講師 記す)
第1回eLPCOオープンフォーラムを聴講して「eラーニングとIDへの熱い心」
2005年10月31日に開催された青山学院大学総合研究所-eラーニング人材育成研究センター(eLPCO)設立記念-第1回eLPCOオープンフォーラムに参加してきた。
内容は青山学院大学学長 武藤 元昭氏の開会挨拶 に始まり、メディア教育開発センター理事長 清水 康敬氏の「eラーニングの推進と課題」私立大学情報教育協会 事務局長 井端 正臣氏「教育改善の課題と戦略」と学外の講演者の基調講演に続き、佐伯 胖eLPCO センター長の「現代GP事業の研究計画」、玉木欽也eLPCO副センター長の「サイバーキャンパス整備事業の研究計画」と青学の取り組みについての報告があった。フォーラムを通して私や周囲の聴講者が感じたのは「熱い!」
学外講演者のお二人のお話は、日本の教育の未来を明るいものにするための熱い思いが込められていた。清水氏の講演はこれからの学習者対象、例えばインターネット利用人口の増加による新たな学習者層の開拓を考え、企業だけではなく大学もきちんとしたビジネスモデルを構築し、良質な教育を継続的に提供する必要性や、そのためのシステムとしてのNime-GLADの活用について、井端氏の講演は私立大学の教育上の課題・問題とその達成・解決のための戦略についてのものだった。いずれも、現実感の高い、とても迫力のあるお話だった。
そして、青学の取り組みについても意外なほどの「熱さ」を感じた。今まで学会等で耳にしてきた青学の取り組みの印象は「組織的」「端正」「緻密」「大規模」といったもので、どちらかというとクールな印象を受けてきた。しかし、この日の佐伯・玉木両氏の報告はそういった青学の取り組みを支えるのは、大学の教育、ひいては企業・学校を問わず日本の教育に対する危機感とそしてIDやeラーニングを通して教育を何とか良くしていこうという情熱だということを聴講者に感じさせずにはいられないものだった。
フォーラムからの帰路、数名の友人と出た話題も「今日は熱かったね」といったことばかりであった。
青山学院大学総合研究所 -eラーニング人材育成研究センター(eLPCO)設立記念- 第1回eLPCOオープンフォーラムのご案内
[http://elpco.a2en.aoyama.ac.jp/open/]
北村 士朗 http://kitamura.cc
第7弾 Collaborative Problem Solving (協同による問題解決)
関西の教育工学を専門とする若手研究者によるeel研究会(http://www.murakami-lab.org/masayuki/eel/)では、ID理論に関する通称GreenBook(みどり本)と呼ばれる “Instructional- design theories and models.”のVolume2を題材に勉強会を開いてきました。筆者も、IDについていっしょに議論できる若手研究者を求めて、この研究会に参加しています。今回はその中で第11章のLaurie M. NelsonによるCollaborative Problem Solving(CPS:協同による問題解決)ついて紹介します。
<協同による学び>
学校であれ職場であれ、グループで学習したり、目的をもった何らかのプロジェクトに参加することがあります。メンバーどうしでコミュニケーションをしながら、課題解決に取り組んだり、新しい商品企画に挑戦したりといった協同作業(コラボレーション)が生まれます。Nelsonが着目したのは、こうした協同的な活動の過程で参加者は何を学ぶのか、そしてどういった問題解決場面をつくることが適切なのか、という点です。
学習者の協同を重視するという発想は、古くはJ.Deweyの「学校と社会」(1915)において主張されています。競争的な関係ではなく、学習者間の協同や、学習環境と実社会との相互作用を重視するデューイの教育観は、その後の数多く開発されてきた協同学習法における価値規範となっています。
協同学習として代表例を挙げるとAronson(1970)によるジグソー法があります。ジグソーパズルのように学習グループの組み合わせを組み替えることで学習者同士の話し合いを活性化させる方法です。協同学習法の研究では、学習グループの組織の仕方、活動のさせ方などについてガイドラインを示してきました。一方で医学・薬学の分野で討議と調査によって問題解決を図る問題解決学習は、問題解決のシナリオや文脈を重視してきました。Nelsonは、協同学習と問題解決学習という2つの学習についての理論をCPSに統合したのです。
CPSには、次のような教育的価値が埋め込まれているとNelsonは述べています。
a)状況に根ざした、学習者中心、統合的かつ協同的な学習環境の提供
b)学習内容の真正性、学習者の主導権、学習経験との関連性への配慮
d)主体的な参加者として学習プロセスに学習者自身がかかわる
d)批判的な思考や問題解決のスキルを育てる
e)多面的な視点で探究・分析する姿勢をひきだす
f)学習における社会的な文脈の重要性を認める
g)学習者間や学習者と教師が尊敬しあう関係を築く
h)生涯学び続ける意欲とスキルを身につける
<CPSが提供するもの>
それではCPSの中身を見ていきましょう。CPSはComprehensive Guideline(包括的なガイドライン:以下、ガイドラインと略) とProceess Activities(活動プロセス)の2つから構成されています。
1.ガイドライン
CPSを実施する上での「考え方」を示したのがガイドラインです。教授者、学習者、両者がそれぞれ実施するべきことと、対話方法を、豊富な協同学習、問題解決学習の先行研究の知見を整理しています。
■教授者が実践すべきこと
-リソース,チューターとして振る舞う
-小グループで時間を気にせず学べる学習環境をつくる
-学習内容(コンテンツ)と学習プロセスに即した課題提示
-学習者に求められた時に指導する
■学習者が実践するべきこと
-問題解決に役立つ情報・知識を選ぶ
-活動時間の中の個人とグループの割合を明確にする
■教授者と学習者が実践するべきこと
-学習のテーマとゴールを相談して決める
-学習の進み具合についてミーティングを持つ
-学習リソースを集める
-複数の方法で学習者を評価する
-個人とグループの評価を示す
■対話方法
-ソーシャルスキルを学び、適切に使う
-グループづくりの活動をする
-探求・相互作用・内発的な意欲を引き出す
-問題解決に参加する学習者間の相互作用を促す
-平等な参加を保障する
-前向きな相互依存関係を活用する
-全員が貢献・参加できるようにする
-対面で認め合う機会
(P251のTable 11.1と本文から作成)
すべてを解説するには紙幅がとても足りませんが、確かに協同学習、問題解決学習を実施するときに挙げられるポイントの多くが、このガイドラインの中に整理して示されています。ただ、残念ながら1つ1つの方法と方法の間の整合性、あるいは順序性といった面からの考察は本論の中では述べられていませんでした。
2.活動プロセス
こちらはより具体的な段階が述べられています。9つのステップによってCPSの青写真が描かれています。必ずこのステップを順番にクリアしていくことを保障するのものではありませんが、これも1つの目安として活用することができそうです。
■1.教授者と学習者で協同的な活動ができるようレディネスを確保する
■2.混成(性別・人種・スキルなど)グループをつくり、グループのルールを決めておく
■3.グループが取り組む問題を把握し、解決プランを練る
■4.プランを実施するためのグループメンバーの役割を決める
■5.CPSプロセスを繰り返す
・プランを見直す
・作業を明確にする
・必要な情報やリソースを集める
・(学習者は)必要なリソースやスキルを得るために教授者とかかわる
・獲得した情報やリソースをグループの他のメンバーに伝える
・問題解決やプロジェクト開発に取り組む
・個人の貢献とグループの活動状況を定期的に報告する
・グループ間の協同と評価に参加する
・解決案やプロジェクトについて形成的な評価を実施する
■6.グループで解決案やプロジェクトをまとめはじめる
■7.学習成果をふりかえり共有する場を設ける
■8.成果とプロセスに対する評価を実施する
■9.学習活動の最後のまとめをする
(P258のTable 11.2と本文から作成)
<CPSはいつ、どんな場合に有効なのか?>
最後に、CPSが有効な課題、学習環境、教授者・学習者の適性について補足しておきます。
条件1:発見的な課題、概念理解や新たな認知方略の獲得を必要とすること:「自転車の組み立て方」のような答えの明確な手続き的な知識は、そもそもCPSのような協同作業をしなければ身につかないものではありません。状況によって求められる答えがちがったり、答えが1つに定められない課題にCPSを適用することで効果を上げることができます。
条件2:コラボレーションしやすい学習環境をととのえること:自由に意見交換をしたり、アイデアを確かめたり、さまざまな活動にトライできる雰囲気,十分な時間,空間, 学習リソースを確保することです。また、十分に練られた課題設定や現実社会と関連性のあるプロジェクトシナリオそのものも、コラボレーションが成立するための舞台設定と言えるでしょう。
条件3:学習者の適性:自ら学び、進んで責任を引き受けようとする人であるにこしたことはないのですが、はじめから学習者がそうであるとは限りません。教授者の側からCPSにおける学習者の役割をよく説明し、学習者が学びの主導権を自分のものにできるように働きかけていくことが大切です。
条件4:教師の特性:細かいところまで管理するのではなく、ファシリテーターとして学習者自らの学びを促していくことが大切です。そしてそのためには、状況によって臨機応変に対応できる、柔軟さと寛容さが求められます。
<おわりに>
以上がNelsonによるCPSの骨子です。学習者の協同的な関係を用いた問題解決学習を設計するためにおよそ考えられる要素はすべて網羅されているのではないでしょうか。しかもそれらは数多くの先行研究の中から設計論として活用可能な部分を抽出されたものであり、協同学習、問題解決学習の研究レビューとしても有用です。ただしその結果、本書の中ではこのID理論によって具体的にどのような実践が開発されたのかまでは示されていません。関連書籍に、もとになった協同学習、問題解決学習の代表的な書籍の中から翻訳されているものを挙げておきました。
なお、本稿の筆者自身も、協同学習についてのIDモデルの開発に取り組んでいます。テレビ会議や電子掲示板システムを用いて遠隔の学校どうしで学習する「学校間交流学習」が対象です。授業実践における教師の手だてや学習効果ついての調査をもとに、「枠組みモデル」と「手順モデル」と2つのモデルを開発したところは、Nelsonの示し方が多いに参考になりました。詳しくは拙著をご覧下さい(稲垣忠,学校間交流学習をはじめよう,日本文教出版,2004)。現在はIDモデルが「使える」ものかどうか、学校現場の先生方に検証していただいているところです。
<関連書籍のご案内>
E. Aronson, ジグソー学級:生徒と教師の心を開く協同学習法の教え方と学び方, 松山安雄(訳), 原書房.1978
D. W. Johnson, E. J. Holubec, R.T. Johnson, 「学習の輪―アメリカの協同学習入門」,杉江修治,伊藤康児,石田裕久,伊藤篤 (訳),二瓶社,1998
Y. Sharan and S. Sharan,「協同」による総合学習の設計―グループ・プロジェクト入門,石田裕久,伊藤篤,杉江修治,伊藤康児 (翻訳),北大路書房,2001
D. R. Woods, PBL(Problem‐based Learning)―判断能力を高める主体的学習, 新道 幸恵 (訳). 医学書院,2001
(稲垣 忠 東北学院大学 http://www.ina-lab.net/ )
近々行われる、イベントは?
○2005/12/1-2 e-LearningConference2005 Winter 会場:青山学院大学総合研究所ビル(東京都渋谷区 青山キャンパス内)
URL:http://www.elc.or.jp/forum/Conference2005_winter_pr.htm
○2005/12/2 eラーニングコンテンツのデザインと流通 会場:メディア教育開発センター
URL:http://www.nime.ac.jp/it-council/
○2005/12/19 熊本大学・NIME共同セミナー 「eラーニングの普及と質向上の条件 -知識経済を支える人材養成を目指して- 」 会場:学術総合センター 2階 一橋記念講堂
URL:http://tels.kumamoto-u.ac.jp/
○2005/1/28日本教育工学会 研究会 テーマ:「学習理論と学習環境の拡張」会場:大阪大学
URL:http://www.japet.or.jp/jet/study-group/index.html
○2005/1/28 教育システム情報学会 第5回研究会 テーマ:「教育実践システムと学習評価」
URL:http://www.jsise.org/
編集後記
IDマガジンに執筆してくださる方を大募集しています。実践紹介・理論紹介・疑問に思っていること・イベントなどの参加報告など、是非ご意見ください。ちょっとでも、書いてみてもいいなぁと思われる方、とりあえず下記のアドレスへお問い合わせくださいませ。私もとうとう熊本へ移動しました。あと何度か発行したら、このメールマガジンも一緒にお引越ししなくてはならないのか・・・。なんて考えています。なんていってたらもうすぐですね。