━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023年 9月27日━━━━
<Vol.0125> IDマガジン 第125号
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皆様、いつもIDマガジンのご愛読ありがとうございます。
原稿をまとめている9月下旬になっても各地で気温は30度を超えております。暑い暑い夏でした。
今回も、どうぞ最後までお付き合いください。
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《 Contents 》
1. 【連載】ヒゲ講師のID活動日誌(101)
2. 【ブックレビュー】『人を動かすナラティブ』 大治朋子著 毎日新聞出版(2023)
3. 【報告】まなばナイトレポート 8月26日(土)名古屋
4. 【ご案内】次回まなばナイト 10月14日(土)関西
5. 【イベント】その他、近々行われるイベントは?
★ 編集後記
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【連載】ヒゲ講師のID活動日誌(101):花の東京暮らしは出足好調です(たぶん)
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ヒゲ講師は2023年9月20日、武蔵野のキャンパスで10分間のミニプレゼンをした。タイトルは「響学スパイラルの教育工学的解釈」。主催責任者として、大講堂に教員が集合する全学FDを締めくくる役割だった。与えられた時間は90分。最初の10分でご近所ディスカッションの範囲を決めるグルーピングと自己紹介のあと、事例発表10分にご近所ディスカッション5分、演者への質問5分を2事例で2回回して(計算は合わないが、想定内の遅延)残った最後の10分で、「学生が響学スパイラルを経験・会得すること自体に意義がある活動だ」というメッセージを伝えた。世の中には経産省のラーニングイノベーションで「ワクワク感」を中核に「知る」と「創る」を往還するモデルがあり、OECDもエージェンシ―を育てる手段としてAARサイクルを強調している。仕事での学びはコルブの経験学習モデルでコンセプトが大転回したが、それを疑似的に都合よく再現するための枠組み(IDの第一原理)も提案されている。みんな似たようなものです、というのが「教育工学的解釈」の中身。10分じゃぁ詳しく語れないので、興味がある方には別に機会を設定します、と締めくくった。FDにはFoodとDrinkが必要だと提案し、その後場所を移してセンターとセンター員の活動を紹介するポスター付懇談会(昼なのでお酒は出なかった)。多くの方々に来場いただき、無事終了。集計中のアンケートも好調のようで、一安心している。「別の機会」を望む声も寄せられているので、どのように実現するかも考えなければならない。どうですか、楽しそうでしょ?
じつはこの全学FDは本年度2回目。第1回は有明のキャンパスで一部教員が集まりその他は各研究室からの遠隔参加、というハイフレックス形式が与件だった。これまでの全学FDは講演型だったのだが、講演型のFDはやらない、やりたくないと公言して追い込まれ(自らを追い込み)、(ヒゲ講師にとってはいつものように)GoogleDocsの共有シートへのグループごとの書き込み付のブレークアウトセッションと質疑応答×3回(リアル会場は物理的グループにPC1台ずつ配置)というスタイルを導入。神は細部に宿るとの格言通り、もう少し工夫できたかな、という面は残しつつ、「こんなこともできるんですね」という驚きとともに、担当職員との綿密な打ち合わせのおかげもあり、まぁまぁうまくいった。次は〇〇と△△を改良すればうまくいくかな、との好感触を得ていたところで、「第2回目は大講堂に全員集合、集まってもらうために中継はしない」という方針転換に「あれまぁ」、となった。だが、基本的な組み立ては踏襲。大講堂でもオンラインでもワークはできる(ということを示さねば)。第1回はARCSモデルを取り上げたが、今回は事例の共有で行こう、となった次第。懇談会では「先生が着任してから全学FDがガラッと変わりましたね」と励まされもした。どうですか、楽しそうでしょ?
第99回に「全学の世話」とは何かが、まだ見えない、と書いた。半年たって、徐々にその全貌が明らかになりつつあります。全学FD等のイベントも楽しいが、これに各領域の授業改善に取り組む先生方とのコンサルが本格化し、学生が喜ぶ授業を共創できるようになれば、もっと楽しくなることは間違いなさそう。会議はめちゃくちゃ多いのですが、ちょうど教学改革のタイミングでもあり、中身は面白く、徐々に意見を述べられるようにもなってきた。何よりもキャンパスが2つあるので「会議はオンライン」という原則が嬉しい。教養教育部会の歓迎会とか学部長懇談会とか、一献しながら直接話せる機会も徐々に復活している。後生だから「会議も対面」には戻らないでください。対面に戻るならば、大人数の伝達系のものではなく、意見を出し合う少人数のものから、できれば食事会付きでお願いしますね!
食事会と言えば、東京でも出張中でも、大手を振って一献できるようになったのはこの上もなく嬉しい。学会の懇親会も復活し、合宿もできるようになった。古巣の活動も継続中である。再開した毎月1回の「専攻長オフィスアワー」では、助っ人として東京オフィスに出向き、終わったあとには新橋あたりで一献をエンジョイしている。各地の「まなばナイト」にも上手に出張を絡めて毎回参加し、旧知の仲間や新しい仲間との直接対話を楽しんでいる。「公開講座」も応用編は一部、対面で開催されることになり、これも新しい出会いに胸が躍る機会になりそうだ。赴任初年度の締めくくりの3月には、私が巣立った後の熊本で開かれるJSET春大会と、2回目となる医療系学会(JSISH)の全国大会長を引き受けた大イベントが2週連続で待ち構えている。JSISHの演題募集も始まったので(10月末〆切です!)、多くの人たちの活躍に触れ、将来を見通し、さらに美酒に酔いしれて、よい年度末を迎えたいと思っています。関係者の皆様、お誘いあわせの上、集結くださいませ!
またいつかどこかでお会いしましょう。
(ヒゲ講師記す)
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【ブックレビュー】『人を動かすナラティブ』 大治朋子著 毎日新聞出版(2023)
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2010年に熊本大学大学院教授システム学専攻と出会い、そこから、「ストーリーのある学習」がわたしの大きな研究テーマになりました。「ストーリーの効果を活用した学習って、すごく効果があるに違いない。いや、これしかないのかも」と直観したのでした。その奥には、わたしの学習歴があるように思います。例えばわたしは、高校の歴史がなかなか頭に入らず、まず歴史物語を読んでから学習に取り掛かるようにしていました。「中国の周辺国の歴史物語ってないのかしら?」と物語を探すことにかなりの時間をかけました。実は英語の読解も。科学ストーリーや社会システムについての何らかのストーリーを、日本語で読んでひとまず頭に入れておくと、その後の学習が楽でした。
ということで、ナラティブです。この本では、ナラティブを「さまざまな経験や事実を過去や現在、未来といった時間軸で並べ、意味づけをしたり、他者との関わりの中で社会性を含んだりする表現」と定義しています。日本語の「物語」「語り」「ストーリー」を全部、含めたような表現ということです。
著者は新聞記者で、この本も取材経験から語られています。
SNSとナラティブの関係では、安倍元首相の銃撃事件にどうナラティブが関連しているのかなどを紹介しています。映画バットマンシリーズの『ダークナイト』の主人公ジョーカーに関心を寄せていたことをうかがわせるものもあったとか。ジョーカーは、貧困生活から抜け出せずに社会に怒りを募らせるように殺人者へと変貌していくキャラクターとのことです。このナラティブに心を寄せたのですね。また、トランプ前大統領の演説は常に「被害者物語」であり、支持者はそこに自分自身を重ね合わせて魅せられるのではないかという指摘を紹介しています。
ここを読んだ時、ストーリー型教材で失敗をつくる時には「被害に遭って失敗した」なんていう設定にすると、没入感が高まるのかしら? などと、ちょっと思ったりしました(単なる思いつきです。単なる)。
論理科学モードとナラティブ・モードの違いについても紹介されています。論理科学モードとは、「複数の出来事の間の因果関係を論理的に明らかにし、『普遍性』『一般性』『法則性』を見出して、『一貫した命題」を解き明かそうとする」モード。それに対してナラティブ・モードとは「さまざまな事象を時系列的に並べ、矛盾やあいまいさを排除せず、むしろそれらを抱えたまま『もっともらしいリアリティ』を作り上げようとする」モード。
ストーリーを用いて学習させる時には、学習内容の普遍性、一般性、法則性などの特徴と、ストーリーの持つ矛盾やあいまいさをどうなじませるのか、なんて問題が潜在しているのかも、と思ったりしました(これも単なる思いつきです)。
ナラティブには、没入することで行動変容の可能性があることや、入ってきた情報は自分の経験や知識をベースにナラティブ形式に変換されること、なども具体例とともに紹介されています。
これらも、学習設計に役立てられそうです。
学習設計をする上で押さえておきたいことは、OECDの21世紀スキルとナラティブの関係です。非認知的スキルの重要性がうたわれていますが、ナラティブ・モードの思考を支える能力が非認知的スキルだと紹介しています(チラッとだけ。詳しい内容を知りたい方は別の書籍をお読みください)。自律性、自己効力感、内的動機づけ、自己制御、自己認識、メタ認知、ストレス対応能力、コミュニケーション能力、協働性、性格特性、創造性など、なじみ(?)の用語とナラティブ・モードとの関連が紹介されます。
この本に紹介された内容について考えてみると、ナラティブの効果を学習設計に取り入れる意義の大きさが見えてくるような気がしました(わたしだけ?)。
「人間にとってナラティブとはいったいなんでしょうか」と養老孟司に問いかけた時、「ナラティブっていうのは、我々の脳が持っているほとんど唯一の形式じゃないかと思うんですね」という答えが返ってきたことが紹介されていました。続けて「歴史書も教科書も、個々の出来事はどれも断片的で、そのままではなかなか頭に入らない。だがそれらをつないで一つの『お話』としてのナラティブの形式にしていくと、受け取る者の脳にも収まりやすくなる。それが映画であり、授業であり、実習なのだという。」と語ったと。
高校生のわたしが、中国の周辺国の歴史物語を探した理由がよくわかりました…。
ナラティブ・ストーリーについての本はいくつも出ています。この本に限らず、学習設計に何が活かせるか? という視点で読んでみてはいかがでしょうか?
(熊本大学大学院教授システム学専攻 修士5期修了生 竹岡篤永)
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【報告】まなばナイト@名古屋
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3年振りのまなばナイト@名古屋を開催することができました。第61回になる、今回のまなばナイトのテーマは、「自ら学ぶ生徒の育成を目指して〜学習支援を目的とした授業づくり〜 」として開催しました。スピーカーには、大学大学院教授システム学専攻(GSIS)同窓生の加藤圭太さんをお迎えし、高等学校通信課程での授業設計のご苦労や工夫をお話しいただきながら、ワイガヤ(ワイワイガヤガヤの略です)から新たな学びを楽しんでいただきました。
開会は、熊本大学名誉教授でGSIS同窓会顧問、現在は武蔵野大学響学開発センター教授の鈴木克明先生のご挨拶と乾杯のご発声をいただきました。まなばナイトは、その名のとおり夜のひと時にちょっと一杯やりながら、学び合うというのが元々のコンセプトに従い、現地&web参加の皆さんとともに声高々な乾杯で始まりました。
スピーカーの加藤さんは、高校教諭で全日制高校から通信制高校に転勤された時期に鈴木克明先生著の「教材設計マニュアル」に出会ったことで、GSIS科目等履修を経て博士前期課程を修了された経緯をお持ちです。話題では、通信制高校は原則として授業は行われず、学生の背景や経験も様々であることから、個々の生徒にあった自学学習の支援を目的とした「面接指導」の必要性を痛感されたとのお話しから始まりました。そして、着眼したのが個別化教授システム(PSI)であったとのことです。PSIは、完全習得学習を目指すことができるとともに、各自のペースに合わせた学習達成が可能で、講義は動機づけのために行うのみとして、基礎学力が多様化した中での加藤さんの専門である「数学科」の積み上げ式の課題には有効であるとお聞きできました。授業の工夫としては、どこでも学習可能にするためのweb教材を作成され、「学習目標を確認する」「解説を読む(動画を視聴する)」「公式を覚える」「例題の解答例を写す」「穴埋め問題を解く」「自分で解く」の6段階のスモールステップを取り入れて、課題分析の知的技能で作成する階層分析図も提示して、効果的・効率的・魅力的な学習が達成できるようにしていることがわかりました。結果的には、これらの教授設計で、幅広い学力層の生徒の試験において得点の向上に効果があったとご報告をいただきました。
続いて、参加者同士でのグループディスカッションに移り、①私が一番興味を引いた部分、②私の仕事で生かそうと思った具体策、③加藤圭太さんに聞きたいことをワイガヤしました。そこでは、学習歴が違う人に合理的である、学習の系統分析をきちんとされている、前提スキルが埋められていない中で進んでしまう内容もあると思う、生徒がわからないのは自分のせいだと今日思いを新たにした、課題分析図を見たら学習者にとって道のりがわかるから良いなどの意見をいただきました。
その後、鈴木克明先生からご助言をいただきました。
まなばナイトがこうして、オンサイトで戻ってきたこと大変有り難く思います。まだ、医療現場は大変なようですが。通信制高校のニーズは高まっており、増えているのが現状にある。その中で、通信制高校に入って教員が話すだろうと思ってきたら、今回のようなやり方を体験することは、自分で勉強しなければいけないんだという気づきを与えられ、いい意味で学生はショックだと思う。(中略)GSISは、通信制ではないけれど、通信制より通信制っぽい大学であり、スクーリングもない。その人々が通信制高校の先生の苦労を知ることは、自分の孤独な学びと掛け合わすことができるのではないかと思います。宴会が普通にできる幸せと、現地に参加できなかった人々がオンラインで参加できた幸せですし、名古屋の集まりはGSIS同窓会としてもコアなグループの一つなので、これから引き続き頑張ってほしいとコメントを頂戴しました。
最後は、GSIS同窓生の豊場沢子さんからクローズの挨拶をいただき、集合写真を撮ってお開きとなりました。久しぶりのまなばナイト@名古屋は、金山総合駅前のカラオケ店のイベントホール貸切でしたが、鈴木先生のカラオケを一曲も聴けなかったために、○次会ではこのカラオケ店に戻ってきたのは置いといて。今回も多くの皆様にご参加いただき、本当にありがとうございました。2023年12月3日(日)には、第7回人材育成事例検討会を名古屋市近郊で開催します。ぜひこちらにもお越しください。
熊本大学大学院教授システム学専攻同窓生 大石奨
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【ご案内】第62回まなばナイト@関西(会場&Zoomのハイブリット開催予定)
「GBS理論とPSI(個別化教授システム) による教育実践」
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熊本大学大学院教授システム学専攻(以下GSIS)の同窓会一同で開催する「まなばナイト」は、アカデミックな見地も交えながら一方通行の講演だけでなく、お食事とドリンクをいただきながら、参加者皆でワイワイ考える参加型ワークショップです。
まなばナイト@関西のご案内です(会場&Zoomのハイブリット開催予定) ※関西では3年ぶりの対面開催です!
関西のまなばナイトでは本年度修了された皆さん@関西の研究概要と修了後の取り組みについてご発表いただいています。
今回は教材開発、研修開発、コース設計、授業実践などについての研究で、GBS理論とPSI(個別化教授システム)がキーワードです。
ご登壇いただく皆さまそれぞれの研究での苦労や反省、後悔などなど、ここだけの話も含めてご紹介いただき、いろいろな思いを共有して、自身の課題解決に生かせそうなネタを集めてみませんか?
今回は3年ぶりの会場での対面開催+Zoomでのハイブリット開催ですので、関西の皆さまも関西以外の皆さまも是非奮ってご参加ください。
【日時】
2023年10月14日(土)午後5時~午後7時30分
会場: 大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)中会議室①
〒540-0008
大阪市中央区大手前1丁目3番49号
京阪「天満橋」駅、Osaka Metro(旧大阪市営地下鉄)谷町線「天満橋」駅 ①番出入口から東へ約350m。
・JR東西線「大阪城北詰」駅下車。②号出口より土佐堀通り沿いに西へ約550m。
・大阪シティバス「京阪東口」からすぐ。
アクセス|大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター):: DawnCenter
https://www.dawncenter.jp/shisetsu/map.php
Zoom待機室入場時間 16:45~
【プログラム】
■□■□■17時から ■□■□■
◎オープニング
---セッション1---
◎話題提供
■山本菜穂子さん (博士前期16期生)
(株)ブレーンスタッフコンサルタンツ コンピュータ教育部 課長
個別化教授システムモデルに基づく授業を運用するための プロクターのスキル養成
-専門学校における情報リテラシー科目の実践-
■田嶋 晶子さん (博士前期16期生)
スイスの語学学校、クルプシューレ アーレ、ベルン校 日本語教師
GBS理論に基づく「旅行の文脈で学ぶ日本文化学習コース」の設計
■馬塲友子さん (博士前期15期生)
市立岸和田市民病院 看護師長
低頻度高リスク疾患・症状の看護実践のジョブエイドおよびGBS(Goal-Based Scenarios)に基づく研修の開発
■□■□■ 18時頃から■□■□■
------セッション2------
◎グループワーク(Zoomブレイクアウト)& フリートーク
発表を聞いて興味深かった点をはじめ、ご自身の課題に役立ちそうだと思った点など、話題提供いただいた内容をもとに、いろいろな思いをぶちまけてみましょう!!
■□■□■19時頃から■□■□■
発表&鈴木先生への質問タイム
---クロージング---
武蔵野大学 響学開発センター 教授 (センター長)
熊本大学 名誉教授
熊本大学大学院 社会文化科学教育部 教授システム学専攻 客員教授
熊本大学大学院 教授システム学専攻同窓会 顧問 鈴木 克明 先生
【定員】
専用フォームからの申込み
会場30名様 zoom先着 30名様
【参加費用】
現地会場 1,000円
オンライン会場 無料
※おつまみ、お茶菓子、ドリンク類につきましては、各自ご用意ください。
【2次会】(オプション)
まなばナイト終了後、2次会(現地会場のみ)を予定しています。
2次会のみ参加については、info@manabanight.comへお問い合せください。
【まなばナイトへのお申込み】
お申し込みは、こちらから https://forms.gle/d2t4ri4nq4kkNVnz6
10月11日(水)正午までに登録いただいたメールアドレスにアクセス方法をお知らせします。10月11日(水)正午にメールが届いていない場合は、事務局までご一報ください。
【キャンセルについて】
まなばナイト参加キャンセル等のご連絡は,10月11日(水)までに
info@manabanight.comまでお願いいたします。
【主催者】熊本大学大学院教授システム学専攻同窓会
https://www.gsis.jp
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【イベント】その他、近々行われるイベントは? 2023/10~2023/11
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2023年10月15日 (日)~2023年10月19日 (木)
AECT 2023 International Convention@Orlando, Florida & Virtual
2023年10月21日 (土)
日本教育工学会 研究会「一般」@オンライン
2023年10月21日 (土)~2023年10月22日 (日)
情報処理学会 コンピュータと教育研究会 171回研究発表会@公立はこだて未来大学&オンライン
2023年11月4日 (土)~2023年11月5日 (日)
日本教育メディア学会 2023年度日本教育メディア学会第30回年次大会@関西大学
2023年11月12日 (日)
教育システム情報学会 2023年度 第4回研究会「多様なスキルの開発を支える学習デザインとその支援技術/一般」@香川大学
2023年11月18日 (土)
第35回 熊本大学 eラーニング連続セミナー@熊本大学&オンライン
2023年11月25日 (土)
人工知能学会 第99回 先進的学習科学と工学研究会@慶應義塾大学
★ 編集後記
3年ぶりのイベント開催のニュースが各地から届きました。勤務先の大学や、娘の高校でも全面公開の文化祭が再開されたのですが、準備開始早々共通の問題が浮上しました。先輩から受け継いで学んだはずの学生の運営が、コロナ禍で途切れてわからない!!救世主となったのは、映像研究ゼミや部員家族の撮影した学園祭記録ビデオでした。板橋の花火大会の火災事故報告書では、コロナ禍の中止でノウハウが運営者に継承されなかったことが事故の一因と結論付けています。一方、100年前の関東大震災の記録を伝える映像と証言は強い思いに支えられていることがわかります。記録と伝承は後世の人のナラティブを構成する種になるのだと気づきました。
(第125号編集担当:市村由起)
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