講演「教科指導におけるコンピュータ利用のあり方を求めて」概要

平成10年度自主公開研究会
1999.2.5. @千葉県旭市立富浦小学校


東北学院大学教授 鈴木 克明
E-mail: suzuki@izcc.tohoku-gakuin.ac.jp
URL: http://www.edutech.tohoku-gakuin.ac.jp/personal/suzuki
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1.マルチメディア時代にふさわしい授業〜コンピュータ利用の時代的背景〜

2.授業の日常の再点検:教師とメディアの3つの関係
3.教師と子どもにとってのマルチメディア:目的の整理
4.授業点検の枠組み(1)教材を魅力あるものにする:ケラーのARCSモデ

5.授業点検の枠組み(2)学びのプロセスを助ける:ガニェの9教授事象
 
6.今後の研究のために

<参考文献>

マルチメディアと教師の役割変化
水越敏行(1990)『メディアを生かす先生』図書文化
沼野一男(1986)『情報化社会と教師の仕事』国土社(教育選書8)
多田元樹(1995)『マルチメディアで学校はどう変わるか』明治図書(オピニオン叢書18)
鈴木克明(1997)「3章 マルチメディアと教育」赤堀侃司編『高度情報社会の中の学校〜最先端の学校づくりを目指す〜』(学校変革実践シリーズ第3巻)ぎょうせい,2,600円
鈴木克明(1996)「インターネットは狼少年の再来か、それとも起爆剤か〜教師が直接教えてしまわない授業への転換〜(特集学校のスリム化はどこまで可能かインターネットが開く新しい学校像)」『教育科学』1996年11月号、 65-68
鈴木克明(1989)「49.ニュ−メディアの導入によって、学習指導における教師の役割はどう変わるか」沼野一男・平沢茂編著『教育の方法・技術』学文社

授業/教材を点検する枠組み(教授デザイン論)
飯吉透・菊江賢治(1996)『マルチメディアデザイン論』アスキー出版局,2500円
NHKスペシャル「驚異の小宇宙〜人体〜」をCD-ROM化した「マルチメディア人体」の開発者が語るデザイン論。お試し版CD-ROM付。
鈴木克明(1995)『放送利用からの授業デザイナー入門―若い先生へのメッセージ―』(放送教育叢書23)日本放送教育協会,1,900円
鈴木克明・井口巌・鷲尾幸雄(1997)『独学を支援する教材設計入門〜教えることの奥深さと糸口を知るために〜(第2版)』 東北学院大学生協扱い(DTP出版),1,111円
鈴木克明(1994a)「やる気を育てるプリント教材はここが違う」『NEW教育とマイコン』1994年8月号 44 - 49
鈴木克明(1994b)「教育機器の効果的な活用」『個性が育つ教育方法読本』教職研修総合特集No.117  219 -222

コンピュータ利用授業についての研修と研究
コンピュータ教育開発センター(1998)『コンピュータ活用実践授業のための研修カリキュラムの在り方に関する調査研究報告書〜校内研修を中心とし て〜』文部省学習用ソフトウェアの改善開発研究委託事業(業-09-001) 分担執筆(第3章コンピュータに関する研修の在り方)11-25
鈴木克明(1999)「マルチメディア教材開発の実際」マルチメディア教材開発養成講座資料(文部省生涯学習局),国立教育会館学校教育研修所(筑波)より
鈴木克明(1995)「第6章第2節 中学校における教育研究の事例」水越敏行・永岡順編『学校の教育研究(新学校教育全集第28巻)』ぎょうせい 182- 213