東北理科教育研究大会宮城大会中学校部会勉強会資料 1997.7.18.@仙台市科学館
「ARCSモデルと理科教育実践研究」
東北学院大学教養学部 鈴木克明
E-mail:suzuki@izcc.tohoku-gakuin.ac.jp
http://www.edutech.tohoku-gakuin.ac.jp
1.ARCSモデルと学習意欲を育てる作戦
■John M. KellerのARCS動機づけモデル:A注意,R関連性,C自信,S満足感
■学習意欲を育てる作戦:学習者編,教材づくり編
■ARCSモデルを使う研究への意欲:ARCSへのARCS
■「関心・意欲・態度」の重視と情報活用能力の育成
■教師主導の授業に引き込むテクニックと主体性の育成(身を乗り出させた後は?)
・Cー3:「コントロールの個人化」(効力感・指し手感覚)
2.ARCSモデルを用いた実践研究の事例
■学習意欲を高める作戦を,ARCSに分類して整理する:(Newby研究など)
■ARCSで授業を設計・評価する:中学理科「物体の運動と速さ」の授業(仙台一中研究)
■ARCSで子供の変化を追っかける:中学理科「血液」の授業(酒井研究)
3.ARCSモデルと何を「かけあわせるのか」?
■教師の行動の分析:ARCSのどこに働きかけることが多いか?自分の普段の授業を振り返る
■理科における伝統的な教育方法の再検討:ARCSモデルで分析しなおし,意義を再発見する
■理科室の動機づけ分析:普通教室の授業と何が違うかをARCSモデルで検討する
■中学校独自の教育課題:選択教科(あるいは選択させることの意義と成果)を評価する
■マルチメディア・インターネットの活用:「注意」のための利用か「自信」のための利用か?
→台原森林公園CD-ROMを用いた学習 →プリント学習の再発見
■教師が直接教えない授業:生きる力・情報活用能力と「自信」を高める方略の関係を探る
■添付資料一覧■
<1>鈴木克明「情報化社会に向けて子どもの学習意欲を育てる〜ARCS動機づけモデルからのヒント〜」『教育工学実践研究』第107号 才能開発教育研究財団 1992年、16-21
<2>鈴木克明「教育に放送をどう生かすか〜若い先生へのメッセージ〜(6)授業の魅力を高める作戦」『放送教育』1993年9月号(第48巻6号) 36 - 41
<3>鈴木克明「教育に放送をどう生かすか〜若い先生へのメッセージ〜(7)放送で学習意欲を育てる」『放送教育』1993年10月号(第48巻7号) 38 - 43
<4>鈴木克明「やる気を育てるプリント教材はここが違う(解説)」『NEW教育とマイコン』1994年8月号、44-49
<5>鈴木克明(1995)「第6章第2節 中学校における教育研究の事例」水越敏行・永岡順編『学校の教育研究(新学校教育全集第28巻)』ぎょうせい182 - 213