仙台市教育センター 平成8年度マルチメディア研修会資料

「学校におけるマルチメディア教育の在り方」

1996.10.15.
東北学院大学教養学部助教授 鈴木克明
E-mail:suzuki@izcc.tohoku-gakuin.ac.jp
http://www.edutech.tohoku-gakuin.ac.jp



1.マルチメディア教材=コンピュータ+視聴覚機器?<→資料1>
  ■「ミミ号の冒険」から「パレンケ」へ:多メディアからコンピュータへの収束
  ■オールデジタルとインターラクティブ(相互作用)性
  ■放送・視聴覚教育の延長としてのマルチメディア
2.マルチメディアと情報通信ネットワーク<→資料2>
  ■600校を超える小中高校からの情報発信(1996年8月現在、ホームページ)
  ■インターネットと図書室のマルチメディア化
  ■学校からの(子どもによる)情報発信と「開かれた学校」
3.教師の役割への影響:授業は変わるのか?<→資料3>
  ■情報の伝達メディアとしての教師への影響
    ・選択肢の一つとしての「教師の声」というメディア
    ・教師が直接教えない授業とマルチメディア教材
  ■情報の「ゲート・キーパー」としての教師への影響
    ・教師が整理し、噛み砕いた情報を子どもに与える授業(離乳食)
    ・世の中にあふれる情報を子どもが集めてきて教師と一緒に整理する授業
    ・学校の「情報技術モデル」(ブランソン)
  ■授業のデザイナーとしての教師
    ・「二本目の包丁」(水越)
    ・「助っ人」を使いこなす力量(教師の情報活用能力)
3.学習意欲を育てる作戦:ARCSモデルに学ぶ<→資料4>
  ■「関心・意欲・態度」の重視と情報活用能力の育成
  ■John M. KellerのARCS動機づけモデル
  ■教師主導の授業に引き込むテクニックと主体性の育成
    ・Cー3:「コントロールの個人化」
  ■何ができたら「よし」とするか<→資料5>

■資料一覧■

<1>鈴木克明「マルチメディア時代に教育はどう対応するか」『教職研修』1995年9月号、80-83
<2>鈴木克明「情報通信ネットワーク活用と情報教育」『教職研修』1996年9月号、60-63
<3>鈴木克明「ニューメディアの導入によって、学習指導における教師の役割はどう変わるか」沼野・平沢編著『教育の方法・技術』学文社、1989年
<4>鈴木克明「情報化社会に向けて子どもの学習意欲を育てる〜ARCS動機づけモデルからのヒント〜」『教育工学実践研究』第107号(才能開発教育研究財団)、1992年
<5>鈴木克明「教育機器の効果的な活用」『個性が育つ教育方法読本(教職研修総合特集117)』教育開発研究所、1994年、219-222