川崎市小学校教育研究会情報教育研究部会 会員研修会資料

「これからの情報教育:
 〜マルチメディア時代の教師の役割〜」


1996.8.20.
東北学院大学教養学部 鈴木克明
E-mail:suzuki@izcc.tohoku-gakuin.ac.jp
http://www.edutech.tohoku-gakuin.ac.jp



1.マルチメディア教材=コンピュータ+視聴覚機器?<→資料1>

  ■「ミミ号の冒険」から「パレンケ」へ:多メディアからコンピュータへの収束
  ■オールデジタルとインターラクティブ(相互作用)性
  ■放送・視聴覚教育の延長としてのマルチメディア利用、図書室での利用

2.教師の役割への影響:授業は変わるのか?<→資料2、3>

  ■情報の伝達メディアとしての教師への影響
   ・選択肢の一つとしての「教師の声」というメディア
   ・教師が直接教えない授業
  ■情報の「ゲート・キーパー」としての教師への影響
   ・教師が整理し、噛み砕いた情報を子どもに与える授業(離乳食)
   ・世の中にあふれる情報を子どもが集めてきて教師と一緒に整理する授業
   ・学校の「情報技術モデル」(ブランソン)
  ■授業のデザイナーとしての教師
   ・「二本目の包丁」(水越)
   ・「助っ人」を使いこなす力量(教師の情報活用能力)
  ■ハイパーメディアが開く教育(視聴覚教育協会制作研修用ビデオ)

3.学習意欲を育てる作戦:ARCSモデルに学ぶ<→資料4>

  ■「関心・意欲・態度」の重視と情報活用能力の育成
  ■John M. KellerのARCS動機づけモデル
  ■教師主導の授業に引き込むテクニックと主体性の育成
   ・Cー3:「コントロールの個人化」
  ■何ができたら「よし」とするか<→資料5>

■資料一覧■

<1>鈴木克明「マルチメディア時代に教育はどう対応するか」『教職研修』1995年9月号、80-83
<2>鈴木克明「ニューメディアの導入によって、学習指導における教師の役割はどう変わるか」   沼野・平沢編著『教育の方法・技術』学文社、1989年
<3>鈴木克明「情報社会型の放送教育(1)」『放送教育』、1992年12月号
<4>鈴木克明「情報化社会に向けて子どもの学習意欲を育てる〜ARCS動機づけモデルからのヒント〜」『教育工学実践研究』第107号(才能開発教育研究財団)、1992年
<5>鈴木克明「教育機器の効果的な活用」『個性が育つ教育方法読本(教職研修総合特集117)』  教育開発研究所、1994年、219-222